ドラゴン桜で大学受験に関する意識が変わったという漫画好きは少なくないと思いますが、本作を読んでビジネスに関する意識が変わったという人も少なくなさそうです。
「1兆ドルあれば…この世のものは、いつでもすべて手に入る」というセリフそのままに、世界の長者番付TOP10に入った2人の若者の物語は、お金持ちになりたいという多くの人間に大きな影響を与えるかもしれません。ぶっちゃけ僕みたいな凡人からすると、発想の時点で大きく違って面白いのと驚きの連続です。
というわけで今回は、規格外のビジネスを描いた「トリリオンゲーム(連載中)」を紹介します。
トリリオンゲーム あらすじ
稲垣理一郎&池上遼一の最強タッグ!!
1,000,000,000,000$稼いで、この世の全てを手に入れろ!世界一のワガママ男・ハルと、まじめなガク。最強の二人がゼロから起業、ミラクルを起こす!!
グーグル、アマゾン、マイクロソフトを喰う!『Dr.STONE』の稲垣理一郎と『サンクチュアリ』の池上遼一が放つ、最新にして最高!スタートアップコミックの決定版、誕生!!
トリリオンゲームの見所をチェック!!
大成功者の成功までの道のり
ビジネスなどの金稼ぎを題材に漫画を描く場合、基本的には「成功するか失敗するかのドキドキ感を楽しむ」という過程があると思うんだけど、本作は成功者が過去を語るという感じのテイストになっているので、どんなビジネスも基本的には成功しているという目線で楽しむものになっています。
もちろん色々挑戦したものの中には失敗したものもあるだろうけど、最終的には成功することが分かっているので、倒叙ミステリーに近いと言っていいかも。
最終的には世界の長者番付でTOP10に名を連ねる2人の若者が、どのような経緯を経てそのような座を手にするのか。困難という困難はなさそうなものの、ビジネスにおける天才の姿を存分に楽しめる作風になっています。
教科書には載ってないビジネスのぶっ飛んだ発想と行動力
お金持ちになりたいって考えたときに社員として優秀な成績を出すっていうのは少し違くて、良い会社に入るっていうのもちょっと違います。やっぱ使われる側よりは使う側になるっていうのがセオリーです。
でも社長になる方法なんて学校の授業じゃ教えてくれないので、個人でいかに頭を使うか、足を使って稼ぐかっていうのが重要になってると思います。この辺は啓発本ばっか見てても身につかないものだと思うんで、才能ももちろんそうだけど「どれぐらい真剣に『お金持ちになりたい』と考えたか」が重要なんじゃないかと。
たぶん事業を成功させるのって1人じゃ難しくて、どんなに優秀な指導者がいてもそれに見合った部下がいないと難しいだろうし…。そういう意味では、本作のようなタイプが大きく違う2人の天才のタッグっていうのは大きな見所に溢れています。
ずる賢いとも言える柔軟な発想がカギ
例えば学校の試験でも「カンニング禁止」って大々的に言われることもあれば、言われないケースもあると思うんです。特に小テストとかだとイチイチ言われないんじゃないかと思う。
でもそれって暗黙の了解というか、いちいち言わなくても分かるだろって空気に溢れていて、自然と洗脳されているケースも少なくありません。もちろん危ない橋ではあるんだけど、そういう頓智みたいなことを逆手に取る発想というか、ぶっ飛んだ発想がとにかく面白いです。
会社を立ち上げるのに数百万必要だってところを1億引っ張り出したところで満足せず、その1億引っ張り出したという実績を持って更に多くの金を引っ張ろうとする姿勢とか色々とぶっ飛んでます。悪く言えばずる賢い、良く言えば柔軟な発想をじっくり堪能できるビジネス漫画と言えるでしょう。
トリリオンゲーム コミックス1巻を読んだ感想・レビュー
成功者の体験談っていうテイで見てるからどうやったってカッコ良く見えるんだけど、1つ1つの行動が目から鱗が落ちるような行動ばかりで、読んでいて非常に面白いです。
軍資金もロクにない状況下でデスクワークをするのに必要な椅子に20万円をポンと出せる発想とか、自分の事業に投資してもらうときに吹っ掛ける態度とか、僕みたいな凡人には一切ない感覚で新鮮な気持ちで読むことができました。
今後、どういう倍々ゲームをこなして世界のTOP10に入るのか、早くも楽しみで仕方ないです。
あとがき
職業「金持ち」って感じ。
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