記事内に広告を含みます

「不良のはらわた」を読んだ感想・レビュー

不良のはらわた表紙

 

ヤンキー×ギャグという属性を持った漫画は比較的よく見るし、ヤンキー×サバイバル(デスゲーム)みたいなものも見ます。でもヤンキー×ゾンビホラー×ギャグっていうごちゃ混ぜ感は初めてです。

良いか悪いかは別にしてこの発想はめちゃくちゃ凄いと思うし、この挑戦は称賛するに値します。展開はかなりぶっ飛んでいて読者を選びそうですが、主人公の熱さは純粋なヤンキー漫画そのもの。というわけで今回は、超Z級ヤンキー・サヴァイヴ・ギャグ漫画「不良のはらわた(全4巻完結済み)」を紹介します。

 

 

不良のはらわた あらすじ

ヤンキー×ゾンビ×バカが勢揃い! 超Z級ヤンキー・サヴァイヴ・ギャグ!!

 

不良のはらわたの見所をチェック!!

超ヤンキー校にゾンビが発生

不良のはらわた1

 

本作はヤンキー要素だけじゃなく、そこにギャグ要素とゾンビ系のホラー・パニック要素を追加した闇鍋的な作品です。

超不良高校に転校してきた主人公が「この学校のてっぺんを取ってやるー!」と意気込み、不良派閥の1つに所属しているナンバー2とタイマンを張ったまではいいものの、一方的にボコボコにした挙句、最終的には必殺パンチが胸を貫くっていうね。この衝撃は天下一武道会の悟空vsピッコロ以来。

そこで人間じゃないってことになり、よくよく冷静になって色々見たり考えたりした結果「ゾンビじゃね?」っていうことになるという…。ヤンキー漫画の熱さ、ゾンビホラーの恐怖感、そしてギャグ漫画の緩さが見事にマッチしていて、前代未聞の闇鍋的な魅力となっています。

 

ゾンビに感染するかどうかの基準

不良のはらわた2

 

不良が蔓延る学校にゾンビが増殖するとなると、喧嘩の過程で少しずつ感染していくことが懸念されます。ゾンビといえば嚙みつくことによって伝染するというイメージがあるじゃないですか?でも主人公は噛まれてもゾンビになる気配がなく、人によって感染する・しないがあるという展開になります。

そして蓋を開けてみたら「童貞には感染しない」ってことになるんです。これ、普通の高校生とかなら「童貞=感染しない=歓喜」っていう分かりやすい展開になるんだけど、登場人物が最凶と言われてるヤンキー高校の不良たちっていうのが面白いんです。

感染してないことが恥ずかしいみたいな展開だったり、あるいは「プロの場合は?」とか「口の場合は?」みたいになってきます。まるで「バナナはおやつに入りますか?」くらいの展開。それを最凶のヤンキー高校生がやってるってのは笑けてきて仕方がないです。

 

不良のはらわた コミックス全4巻を読んだ感想・レビュー

全4巻ってボリュームだからか分からないけど、かなり魅力的なキャラクターが出てくるのに「名前が覚えられない」というのが気になりました。たぶん友情関係とかライバル関係を築く前に、次々という感じでストーリーが進んで新しいキャラが出てくるからだと思います。

そのせいもあってテンポはめちゃくちゃ良いです。あっという間にトップ4が出そろう感じとか、トップオブトップを出し惜しみしない感じとか、読者からすると分かりやすくて助かります。

あと気になったのが「ツッコミ役の存在」です。割とハイペースにボケがあるんだけどツッコミがほとんどないので、読んでるこっちが突っ込まないと微妙な空気が流れるような気がしました。

以上、色んな要素が詰め込まれていて闇鍋的な魅力があります。読者によって当たり・ハズレがあると思うので、自分にとってどっちになるかを含めて楽しんでみては?

 

あとがき

腐良のはらわた。

 

 

全5巻以内で完結する面白くておすすめの漫画を紹介する

熱い友情が魅力!面白くておすすめのヤンキー漫画、不良漫画を紹介する