僕はド田舎に住んでいて、それこそコンビニの名前を挙げろって言われても「セブン、ローソン、ファミマ」くらいしか分からないような所に住んでいます(なんならセブンとファミマができたのもついこの間くらいの感じ)。
それでも最近はトレーニングジム的なものが増えてきているのを実感しているので、世間ではまだまだトレーニングブームが根付いていると言ってもいいでしょう(ライ〇ップには一時期の勢いは感じないけどね)。やっぱ引き締まった身体や力強そうな筋肉は見た目的にもカッコイイし若く見える！何より健康的にも良いということで、トレーニングに憧れている人も少なくないのでは？
というわけで今回は、ガリとデブの両方の視点から描かれている筋トレ漫画「君に足りないのは筋肉だ！(全4巻完結済み)」を紹介します。
君に足りないのは筋肉だ！ あらすじ
ガリガリとデブの二人組がたるんだ心と身体を鍛えなおすマッスルコメディ！ パーソナルトレーナーの関口さんによる筋トレ方法やプロテインの選び方…こんなトレーナーに出会いたかった。作家自らのトレーナー経験を元にした今までになかった筋トレ漫画で目指せマッスルボディ！！！
君に足りないのは筋肉だ！の見所をチェック!!
ガリにもデブにも刺さる筋トレ漫画
体格的な悩みと言えば「デブ」が真っ先に思いつくって人が多いんじゃないかと思います。でもガリガリで悩んでる人も少なくないと思うし、何ならガリガリの方が根深いすらあると思ってます。
デブは動くのにもある程度の筋肉を要するケースが多いから、食事制限と筋肉維持でそこそこカッコイイ体になるじゃないですか？一方でガリの場合は筋肉を付けなきゃいけないんだから。それが結構しんどいのに、悩みの共感もされにくいという…。
ちなみに本作の主人公は、年齢を重ねてガリガリにやせ細ってしまった男と太ってしまった男の2人なので、痩せている人と太っている人の両方の視点から楽しめる筋トレ漫画です。
肉体改造における食事の有用性が楽しく学べる
僕はどっちかっていうと食べ過ぎるデブタイプで筋トレに興味を持った方なんで、トレーニングそのものよりも食事が大事だっていうのは火を見るよりも明らかでした。
脂肪1kgが7000kcalだったと仮定して、トレーニングで7000kcal消費するよりも食事で7000kcal削った方が絶対に楽だからね。それでも初心者の頃はランニングとかで痩せようと思ったりしてたんで、こういうトレーニングに興味を持ち始めたって人なら勉強になることばかりです。
まして現在が痩せているのであれば食事制限したってダメだろうし、トレーニングをする人がどういう状況なのか、そしてどういう体型を目指したいのかによっても千差万別だろうから、ガリとデブの両方で食事の摂り方が変わってくるっていうのも勉強になります。
家でもできる簡単トレーニング法の解説
肉体改造に興味を持っても、家の近くにトレーニングジムがないって人も少なくないはず。まして月謝も安くないだろうし、ある程度の体型ならそういう所にも入っていけるだろうけど、コンプレックスがある状態でそういう場所に行くのは勇気も必要だと思います。
というわけで本作には、自宅で出来る簡単トレーニングの解説なんかも図解で載っているので、筋トレ初心者にとっては嬉しい要素がてんこ盛りです。普段から運動していなければ結構キツイと思うけど、挑戦してみようとする意識改革に大きな影響をもたらしてくれるでしょう。
君に足りないのは筋肉だ！ コミックス1巻を読んだ感想・レビュー
僕がこれまで見てきた筋トレ漫画っていうのは、筋トレ大好きなマッチョ目線だったり、ダイエット目的の女子とかデブ目線の作品ばかりでした。というわけで主人公がガリガリっていうだけで結構貴重な漫画なんじゃないかと思います。
あと筋トレが好きな人って爽やかな人が多いじゃないですか？あんまり筋トレをしていない人に限って筋トレしている人の体型にケチを付けるというか、本気でやってるマッチョマンは他人のトレーニングに嫌味なくアドバイスをしてくれるイメージがあります。
一方で本作に登場するトレーナーもそういう爽やかさがあるんだけど、トレーナーに指名された時のインセンティブの話なんかもあったりして、トレーニングジム側の生々しい話なんかにも触れているシーンがあるので、そういう部分にも見応えがありました。
全4巻で完結みたいなので、あくまで肉体改造の導入部分に触れて終わってしまうような感はあるものの、意識改善の第一歩的な意味で手に取る分には文句ないのではないかと思います。筋トレに興味を持ち始めた人、ガリガリの自分を抜け出したい人に特におすすめしたいです。
あとがき
確かに筋肉がある人は細かい物(自分に足りない物)を気にしているようなメンタルじゃない。
