過去にスラムダンクが流行ったときは、全国でバスケを始める少年が激増したことでしょう。このように漫画が少年たちに影響を与えるケースは決して少なくありません。
しかし本作を読んで卓球部に入ったという人はあまり聞いたことがないです。かなり有名な作品なのになぜなのか…それは読み始めてすぐに理解できるでしょう。というわけで今回は、史上最強レベルのくだらない笑いの破壊力を持っているギャグ漫画「行け!稲中卓球部(全13巻完結済み)」を紹介します。
行け!稲中卓球部 あらすじ
熱血卓球少年竹田(巨根)率いる稲豊中学卓球部。前野は変態で井沢は『あしたのジョー』オタク。ハーフの田辺はワキガだし田中は大人しいがムッツリだ。そして稲中イチのモテモテ男である副部長・木之下。そんなキミョーでダメダメで愛すべき彼らの青春グラフィティー!
行け!稲中卓球部の見所をチェック!!
中学校の卓球部の物語(一応)
本作はタイトルにもあるように中学校の卓球部を舞台にしたギャグ漫画です。一応、卓球をしているシーンはめちゃくちゃ多いんだけど、本作をスポーツ漫画に分類する人はいないんじゃないかと思います。
ぶっちゃけ練習中もふざけてることが多いし、試合になっても「ハミ〇ンサーブ」みたいな下品な必殺技を作ったり、酷いケースだと公式大会で替え玉使ったりするからね。マネージャーも含めて部員に真面目な奴の方が少ないっていう感じです。
中学校の時の部活動で屋外で活動しているような部活だと、雨の日に普段の練習じゃなくて室内で軽く遊んだりってこともあった気がするけど、卓球部にしてそんな感じの毎日が描かれています。卓球が始まったかと思ったらギャグの応酬になってたりするんで、くだらないギャグで笑いたいとう人におすすめです。
魅力的なキャラクターたち
本作には卓球部の部員を始めとする、魅力的なキャラクターがたくさん登場します。ぶっちゃけ憧れみたいな感情は一切湧かないんだけど、遠目に見ている分にはめちゃくちゃ魅力的というか…。
特に上記画像の3人は、ギャグ漫画の主人公として必要な素養をすべて兼ね備えていると言っても過言ではありません。言葉を選ばずに言うならクソ野郎だし、友達にもなりたくないタイプなんだけど、むしろそれが良い!
青春っぽい要素なんかもありつつ、ただの日常が非日常的に感じるのも本作ならでは。それも魅力的なキャラクターたちがストーリーに色を付けているからだと思います。…知らんけど。
くだらない笑いは史上最強レベル
真面目な大人や女性の読者がこれを読んで笑えるかどうかは謎ですが、男子中学生みたいなノリが理解できるという人ならめちゃくちゃ笑える作風です。僕の場合は思い出補正もあるものの、今読んでも笑えます。
というか下ネタやくだらない笑いというジャンルに関しては、これまでのギャグ漫画の中で史上最強クラスじゃないかと。もし精神的に落ち込んでいる時に本作を読んだら、ぶっちゃけくだらなすぎて悩んでるのがアホくさくなってくるというくらいのやつです。
所々に思春期の男子特有のエロい妄想なんかが入ってきたり、部長とマネージャーの色恋沙汰があったり…ギャグ以外の部分にも見所はあるんですが、やっぱり史上最強レベルのくだらないギャグを堪能してほしいと思います。
行け!稲中卓球部 コミックス全13巻を読んだ感想・レビュー
数々の名作漫画を生み出している古谷実氏の代表的な作品にして、歴代屈指のギャグ漫画と言っていいでしょう。個人的には伝説的なギャグ漫画として位置付けています。
まず卓球部の漫画であるにも関わらず、卓球のシーンがあまり印象に残ってないっていうね。全然卓球をしていない名ばかりの部活ならいいんだけど、本作では卓球のシーンも決して少なくありません。それなのに思い出そうとしても卓球のシーンが思い出せないんです。
それは普段のギャグの印象が強すぎるからと言っても過言ではありません。段ボールに入って見知らぬ土地に送られるとか、もうアホすぎるでしょ。古い作品なので絵の古臭い感じは否めませんが、くだらない笑いを堪能したいという人には文句なしにおすすめです。
あとがき
サンチェってあだ名の奴いたなぁ。
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