中学・高校と運動部に所属していた人なら、少なからずも「あるある」と共感してしまいそうな運動部×ギャグ漫画がこちら。今思えば「そんなに嫌なら辞めりゃーいいじゃん」って思うんだけど、当時はなぜか辞めるっていう選択肢を持たないんですよね。
そして必死に雨ごいをしたりする。そして顧問が世の中で1番怖い存在だったりする。これらのことに対して「あるある」と思えるような人なら、間違いなく本作はハマるはず。というわけで今回は、運動部あるあるの宝庫「部活、好きじゃなきゃダメですか?(全2巻完結済み)」を紹介します。
部活、好きじゃなきゃダメですか? あらすじ
部内ではサッカーが上手い方で、一応レギュラーの2人が主人公の部活動×ギャグ漫画。補欠というわけでもないのに、部活動に対して全くもって不誠実な態度が笑える。
運動部に所属していたという人なら、誰しもが1度は「予約をしていない歯医者に行く」とか「遠い親戚に不幸が起きた設定」とかをやったことがあるのではないだろうか。そんな運動部あるあるを面白おかしく詰め込んだのが本作だ。
部活、好きじゃなきゃダメですか?の見所をチェック!!
振り切っているほどの馬鹿さ加減が最高
基本的にどの部活でも有名選手や漫画ネタなんかにインスパイアされることって割と良くあることだと思います。例えばバッティングをするときにイチロー選手のフォームを真似るなんてのは基本中の基本だし、サッカーでもやたらと助走をとってロべカルとかやった人も多いのでは?
そんな中、割と最近まで学生だったという人なら「五郎丸ポーズ」とか絶対やったでしょ。こんなん下手すりゃ球技全般でイケるでしょ。個人的にはこういう男子学生ならではのアホなノリが好きなので、思わずニヤケてしまう場面が非常に多かったです。
怪我をして喜ぶという謎のノリ
みなさんもこのように「正当な理由で部活が休める/授業が休める」というのを喜んだ経験があるのでは?僕の家では学校休めるポイントがかなり厳しい基準で設定されていて、微熱くらいだと普通に学校に行けって言われてたので、本気で学校に行きたくない時に38℃を超える熱が出たりするとガッツポーズを取ってました。
例えば「歌のテスト」の前の日なんかは全裸で扇風機の前に立ったりしたし…。今思えば、随分可愛い悩み事だなぁとは思うけど。
こんな感じで、ケガをすると正当な理由で部活を休めるっていうのが非常に心地良かったことも覚えています。「明らかに骨いったでしょ!」って言って病院行ったったときの「打撲です」は今でも鮮明に覚えてる。
顧問の「やる気のない奴は帰れっ!」に対する正解とは
僕もたまーにふざけてやっている時があったりして、顧問にそれを見られて「やる気のない奴は帰れっ!」って言われたことがあります。これ、結構言われたことがある人っているんじゃないかと思うんだけど、どうするのが正解なのか未だに分からないです。
まぁやる気が無かったんなら帰ればいいと思う。でも明確にやる気が無かった人っていないと思うんですよね。たまたまふざけてただけで、それとやる気がないのとは違うというか…。葬式じゃないんだから、気の抜ける瞬間があってもいいと思うんです。
というわけで帰らないんだけど、なぜか最初は「やる気のない奴は帰れ」だったのが、気付いたら「お前は帰れ」になってたりします。かと言ってそれを真に受けて帰ると、なぜかそれが顧問の怒りの火に油を注ぐようなカタチになって、最終的には「じゃあ俺が死ねって言えばお前は死ぬのか?」みたいな、ちょっと良く分からない話になることも。
ちなみに顧問に全力で謝って「部活に参加させてくれ」ってことを全力で訴えるってのが正解らしいんだけど、それを待ってる顧問ってどうなんだろう…子供かよ。
部活、好きじゃなきゃダメですか? コミックス全2巻を読んだ感想・レビュー
個人的にはもっと読んでいられるくらい夢中になって読みました。この題材なら全10巻くらいのボリュームでも全然イケたと思うけどなぁ。とりあえず主人公たちのゆるい感じが作風とマッチしていて、憎めない感じも最高です。そして運動部に所属していた人なら、共感できるシーンが多々あるんじゃないかと思います。
僕はどっちかっていうと普通に部活が好きで、極端に言えば「部活をやるために学校に行ってた」的な部分もあったけど、それでも無性にサボりたい日とかあったからね。そういう意味ではすごく共感できました。
運動部ネタが好きな人、あるあるが好きな人、青春時代のあれこれが好きな人…。学校系ギャグ漫画が好きな人におすすめです。
あとがき
部活、好きじゃなくても全然OK。