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「マッチョグルメ」を読んだ感想・レビュー

 

筋トレが好きな人にとっては常識中の常識だけど、意外と知られていないのが「食事の重要性」です。筋トレさえしていれば筋肉が付くって思ってる人が意外と多いんですよね。

最近は糖質に対する考え方が過剰なまでに変わってきてるような気がするし、もしかしたら「低糖質、低脂質、高タンパク=正義」みたいな風潮が、一般人を相手に普及してくるのも近いかも。

ちゃんと栄養バランスを理解できている人はさて置き、思い付きで筋トレを始めた人の中には「ストイックな食事=正しい食事」っていう勘違いをしている人もいるかと思います。

そんな人はとりあえず「マッチョグルメ(全1巻完結済み)」でも読んで落ち着いてください。

 

 

マッチョグルメ あらすじ

 

ボディービルダーのチートデイにスポットを当てたグルメ漫画。

ビルダーが「いかにストイックな食事を食べているか」という解説的な漫画ではなく、普段から節制をしているビルダーが「たまーに好きなものを食べようじゃないか」という日に好きなように食事を摂る様子が描かれている。

好きなようにとは言いながらも、そこにはビルダーならではの葛藤や迷いがあったり、同時に食事の楽しみについても気付かせてくれるだろう。尚、本作に登場する食事を食べたからと言ってマッチョになれるわけではない。

 

マッチョグルメの見所をチェック!!

トレーニー食事あるある

 

チートデイとは言っても、完全に切り離して考えられないのがトレーニーの性。普段は鶏肉ばっかり食べてるもんだから、たまーにトンカツとか食べてると豚の精が出てきたり出てこなかったり。

あとは好きなものを食べに来てるのに、メニューを見ながらタンパク質を計算してしまったりなどの、トレーニーならではの食事あるあるがとにかく面白い。うどんを食べに来て、店内の張り紙にある「とり天」が気になったりとかね。

 

期待通りの筋肉メシ

 

たぶん多くの人が「マッチョグルメって漫画に期待するのは、こういう食事なんじゃないか?」って思えるような食事もちゃんと採用されています(とは言っても割合的にはメッチャ少ないけど)。

ここでは炊飯ジャーを使った鶏肉の調理法ですね。ここはトレーニー毎に工夫している部分というか腕の見せ所的な部分だと思います。「いかに美味しく鶏肉を食べるか」って考えたら、ここは知識を付けといて無駄ってことはないでしょう。

 

筋肉好きだからこそ分かるネタ

 

僕はジムに通ったりはしてないんだけど家で筋トレをしているホームトレーニーで、たまに筋トレのモチベーションが上がらない時なんかはYouTubeで筋肉ユーチューバーの動画を見てやる気を引き出してるんですよ。

何人か好きなユーチューバーがいるんだけど、本作にはどこかで見たことのある人が登場してます。これ、知ってる人からしたらすっげーテンションが上がる瞬間だと思う。

 

マッチョグルメ コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

マッチョグルメってタイトルで、しかも表紙がゴリゴリのマッチョ男だってとこから考えると、普通の人なら「筋肉を育てるための効果的な食事が描かれたグルメ漫画」って思うだろうけど、実はそうじゃないって部分は勘違いしないようにしないといけないです。

普段は節制しているトレーニーが好きなものを食べようって日(チートデイ)にスポットが当てられてるんで、筋肉のための食事って考えちゃうとあまり好ましい食事ばかりが取り上げられているというわけではありません。

 

それでも「何を食べるにしても筋肉に結び付けて考えてしまう」という部分は、筋トレあるあるの1つだと思うし、ボディービルダーになりたいってわけでもなければ適度に食事を楽しんでいくことも重要なわけで…。

個人的には「ささみが美味しく食べられる調理法」なんかに特化したグルメ漫画でも面白かったと思うけど、これはこれでアリだと思う。筋トレが好きな人とかに読んでみて欲しいですね。

 

あとがき

ライザップの名前がついてるお菓子とかカップ麺とか、あれ意味ないよね(ライザップではアレを許可しないよね)。

 

 

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