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タイトルと表紙を見た感じだと「あくまで狩るのは自分たちで、食糧難の世界に現れた珍獣的なものを狩る話?」みたいに思ってたら、どうやらエサは自分たちらしいっていうね。
かつての伝説にあったような生贄制度みたいなものが繰り広げられる話でした。戦うという選択肢がないほど圧倒的な戦力差の前に、ただただ1人ずつ食われていくという絶望感が光ります。
なんとかエサに指名されないように上手く立ち回る奴もいれば、ただそこにいるだけで指名されないという特殊な奴もいるわけで…。まぁ僕なら間違いなく速攻で指名されてただろうなって思ったりして。というわけで今回は、未知の生物に対する恐怖と人怖が光る「明日のエサ キミだから(連載中)」を紹介します。
コミックス1巻のネタバレを含みます。
明日のエサ キミだから あらすじ
キレイゴト?そんなもんバケモノにでも食わせとけ!命の価値決め学園サバイバル!!ルールはただ一つ。一日一人がバケモノのエサになる。学園カースト最下層主人公は毎日エサに指名されながらも生き残ることができるのか!?
明日のエサ キミだからの見所をチェック!!
クラス(学校)単位で1人ずつ減っていくサバイバル
校舎内に入り込んだバケモノが生徒たちを食い荒らしていて、全員で抵抗すれば全員食べられてしまうけど、1人を差し出せば他の人間は助かるという設定のサバイバル&デスゲームです。
生き残った人間の中にも先輩後輩の関係や、キャラクターによる上下関係があって、暴力で支配するタイプもいれば頭脳で上に立つタイプもいます。雑用を引き受けることでなんとか生贄を免れているタイプも。
そして本作のタイトルにもある「明日のエサ キミだから」とリーダー的な存在の人物から言われた人間が、次の日の生贄になってしまうという流れです。残酷ながらも何かを思わずにはいられない心理描写が巧みなサバイバル漫画だと思います。
なるとしたら指名する側?指名される側?
僕が学生時代の頃に似たような境遇になったとして、たぶん嫌われていなかっただろうけど特別庇ってくれるような間柄の人もいなかったっつーことで、真ん中らへんでリーダー格の奴に指名されて死んだんだろうなって思います。
そういうシチュエーションを想像すると、生贄を決める奴っていうのは身勝手というか自己中心的な気がしないでもなくて、なんでそんなに偉そうなんだろうかと思ったりしませんか?確かに自己中な奴も少なくないけど、普通の人なら指名するのもしんどいんじゃないかと思いました。
熱血教師が言うところの「殴る方も痛いんだ!」じゃないけど、騙す方よりも騙される方がいいというか…。個人的には怪物に食われることよりも、自分が助かりたい一心で平気で誰かを犠牲にできる奴の神経の方が怖いです。
どうでもいい相手なら問題ないんだろうけどね。クラスメイトくらいの接点があれば結構しんどいような気もするけどどうなんだろうか。…みたいなことを考えながら読むとめちゃくちゃ楽しめます。
救助が来たと思ったら仲間(餌)が増えただけ
どうやって収拾つけるのかなーって思ってたら、いよいよ人数がヤバくなった時に人員が追加されるっていう…。個人的にはウォーキングデッドのシーズン移行のような感じに思えました。
この展開なんだけど、個人的には中途採用されて入社するパワーバランスみたいな気持ち悪さを感じてまして…。郷に入っては郷に従えって言葉があるように「1日1人ずつ生贄を捧げてます」みたいに言われたら、後から来た方は従うべきのような気もするし、かと言ってそんなの知らずに来たわけだから歯向かいたくなる気持ちも十分わかる。
この辺りの人間同士の衝突というか、人間の醜い部分が露呈する感じっていうのかな。単なるサバイバルホラーじゃなくて、むしろ人怖(ひとこわ)な感じが際立っています。
明日のエサ キミだから コミックス序盤を読んだ感想・レビュー
最初は学校内でのサバイバルだと思ってたら、徐々に活動範囲が広がっていきます。とある学校がとんでもない状況になっているのに、一向に救助が来ないってあたり「他の場所もヤバいんじゃね?」くらいは想像が付くけど、果たしてどんな感じになっているのかは見所です。
まず学校の時は基礎にヒエラルキーがあって、不良っぽいやつと頭のいいやつが現場を支配している感じが、いかにもな学園モノのサバイバルって感じでした。
それが一歩外に出たら、謎の無人島でサバイバルをするような感じの視野の広さに変わっていきます。ぶっちゃけ個人的には「学校内っていう閉鎖的な空間だった方が面白かったのでは?」とか思っちゃいそうだけど、それはこれからの展開次第かもしれません。
最終的にどうなるかは全く見えてこないです。今後の展開に期待します。
あとがき
ゴイステの「いっぺんやるまで死ねるか!」を思い出した。
不条理と圧倒的恐怖が魅力!面白くておすすめのデスゲーム、サバイバル漫画を紹介する