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合気道漫画「EVIL HEART」から見える人間的な成長は必見の価値アリ

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武道を題材にした漫画自体が少ないけど、その中でも人気の相場と言えば「柔道」「空手」あたり。合気道の漫画って珍しいですよね。

比較できる作品がないものの、本作の出来は最高潮だと思う。武道漫画という大きな括りにしても、全然負けてない。

そこで今回は、武道を通じての人間的な成長が楽しめる「EVIL HEART(全6巻)」を紹介します。

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作品概要

複雑な家庭環境を持ち、狂気に満ちた中学生が力を求めて合気道と出会ってからの物語を描いた作品。スポーツ漫画というよりはヒューマンドラマ的な要素が強い。

通常、競技漫画のセオリーと言えば「最初は弱い主人公が、努力を重ねて少しずつ成長していく姿」を魅力としたものが多いが、本作は血気盛んな主人公が内面的に成長していく姿を描いている。

「キレやすい若者」「家庭内暴力」という社会情勢にもスポットが当てられていて、色んなベクトルで気付きが得られる合気道漫画。

 

登場人物

正木 梅夫

キレやすい生徒という印象を持たれている中学1年生で、本作の主人公。

過去に兄の暴力から家族を守れなかったことに対する引け目を感じており、それ以降は力を追い求めている。

 

正木 真知子

高校2年生で梅夫の姉。服役中の母に代わって梅夫と一緒に正木家を守っている。

 

正木 滋

正木家を崩壊させた元凶。ある時、暴力に耐えきれなくなった母親に刺される。

それ以降は、出所してきた母親を殺すことを目的に生きている。

 

ダニエル・ウェイツ

合気道の先生であり、ウメを人間的に成長させるためのキーパーソン。

外国人ではあるが武士道が根付いていて、根からの人格者と思いきや壮絶な過去を背負っている。

 

若松 鶴

梅夫の1学年上で、合気道部創設に協力してくれた人物。合気道2段。

自分は強いと過信し危険な目に遭ったりなど、優等生とは言い難い面も。ダニエル先生のことが好き。

 

阿部

不良グループのリーダー。

かつて不良に絡まれていたところを滋に救ってもらったことがあり、それ以来は滋を兄貴と慕っている。

 

見所をチェック!!

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「争わなければ負けない」という指導

武道にしろ格闘技にしろ、習い始めるのにはキッカケがあるわけで、そのキッカケが「強くなりたいから」というのは、すごくポピュラーな理由です。

ウメは強くなりたくて合気道を始め、使い道に関して取り繕うこともなく「どう使うかは自分次第」という傍若無人ぶりを発揮します。普通は核心部分は隠したりするもんだけど…。

普通は「なんでこの学校を志望したんですか?」って聞かれて、「家から1番近いから」とは言わないでしょ。そんな生徒に対して、教育者の立場からどのように指導するのか。ここが結構好きです。

 

家庭崩壊直前の新事実

例えば宿題をやろうとしてた矢先に「宿題やれよ」って言われたら、すっげー腹立つじゃないですか?それと一緒で、本来であれば仲直りがしたかったのに、思わずケンカに発展してしまうパターンってあるんじゃないかと。

謝ったら何してもいいのかって言ったらそれは違うけど、謝ろうとしてたタイミングで大事に発展したら、なんだか悲しいような気がする。

 

達人の演武に対する見方

合気道の達人が、テレビかなんかで大のオトナを軽々と連続で投げ飛ばす映像を見たことがあるんだけど、それを見て幼い僕は「本当かよ~」って思ったのを覚えてるんです。

で、「そんなんできたらヒョードル(PRIDE最強の男)にも勝てるだろ」とか思ってた。あれだけのことをしておいて、K-1とか総合格闘技に出てこない合気道って胡散臭いなぁと。

でも、本作を見てその考えが180度変わったというか、単に僕が年を取っただけかもしれないけど、面白い見方をするなぁと思いましたね。

 

母が出所してから

母を守ろうという想いで始めた合気道に、人間的にも成長させられたウメ。

母親に刺され、その母親が出所して来たら殺してやろうと思っていた滋。

この両者が相まみえる時、物語が大きく動きます。一時はどちらも暴力的な雰囲気が消えそうな感があったんだけど、最終的に感情に支配されてしまうのかどうかを含めて、この両者の行く末を見届けてほしいです。

 

あとがき

こういうのを見ると「武道ってかっけ~」って思う。

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