僕が高校受験をしていた頃も「女子の制服が可愛いから」とか「女子高が近くにあるから」みたいな理由で高校を決めてた奴が何人かいたんだけど、最初は否定的に見てたんです。「そんな理由で進路決めるのありえねー」と。「人生詰んだワラ」と。
でも高校生活を送り始めたら羨ましいの何のって。結果的に今の僕も人生詰んだようなもんだし、楽しんだもん勝ちだったんじゃないかなって今になって思うっていうね。というわけで今回は、女子高に囲まれてバラ色の高校生活を送れるかどうかのヤンキー漫画「Gメン(全18巻完結済み)」を紹介します。
Gメン あらすじ
彼女出来る率120%。奇跡のモテモテ男子高に転校してきた門松勝太! だが、勝太のクラスは最下層G組で…!? ヤンキー&キモオタ共と初カノGETに向け突っ走る!!
Gメンの見所をチェック!!
彼女できる率120%の高校のGクラスが舞台
もともと不良学校として有名だったのが、周りを女子高に囲まれていることによって入学希望者が増え、徐々に偏差値も上がってったという高校が舞台のヤンキー漫画です。クラスはA~Gに分かれていて、頭の悪い学生や素行の悪い不良はGクラスに配属されるという…。
Gクラスはネクタイの色も違うから他校の生徒にも認識されていて、危険人物として認識されているようです。つまり彼女できる率120%というのは、Gクラスという例外を除いた数値と言えます。
彼女を作ってバラ色の高校生活に憧れていた主人公も一瞬で理想と現実の違いに気付いたものの、肥溜めと呼ばれているGクラスでガラの悪い連中と一緒に高校生活を送ることになりました。果たしてここからバラ色の高校生活を過ごすことができるのか!?…僕はできないと思う!
女がらみメインで笑えるポイントも多め
本作のスタートが「女子高に囲まれているから」という理由で高校を選んでいるので、基本的には女の子とどうにかなりたいっていうエピソードが多めです。普通の不良漫画、ヤンキー漫画だと「ケンカの合間に女がらみ」という感じだけど、本作はその逆で「女がらみのトラブルがケンカに発展する」みたいな感じ。
そしてギャグの手数も多いし、ちょっとした下ネタも多いです。まぁ下ネタというよりは男子高校生ならではのエロい妄想という感じだけど、それも含めてギャグ要素がかなり強めのヤンキー漫画という印象を受けました。
ちなみに本作はかなり絵が綺麗なこともあり、登場する女の子がみんな可愛い!中にはギャグ要素の例外もいるけど、そいつも本当は可愛い!というわけで可愛い女子高生が見たいという人にもおすすめです。
優等生のように見える主人公も立派な不良
ヤンキー漫画として本作が紹介されている場合、コミックス1巻の表紙だけ見ると一般的なヤンキー漫画とは違う雰囲気を感じませんか?爽やかな黒の短髪で、服装も小綺麗な制服だし…。僕も最初は「ナンバデッドエンド」の系譜かと思ったくらいです。
ただし実際には完全な不良だし、その辺で伝説っぽくなってる不良たちからも一目置かれる存在になります。過去に何かを秘めているという意味では、外見だけ飾るのはやめたっていう達観した雰囲気すら感じるほど。
はっきり言って表紙以上に不良やってます。女がらみが多いとは言っても、その女を痛めつけるゲス野郎みたいなのもたくさん出てくるんで、正義感のある鉄拳制裁的な展開や友情物語は言うまでもなく熱いです。
Gメンを読んだ感想・レビュー
コミックス序盤を読んだ感想・レビュー
出てくる登場人物たちがすっげー魅力的で、読んでいてめちゃくちゃ楽しいです。魅力的って言っても完璧な不良って感じじゃなくて、何かしらのクセみたいなものを抱えているのがいいですね。
あと彼女ができない的な自虐ネタは結構出てくるけど、誰一人として卑屈になっていない雰囲気も最高です。Gクラスだけが地獄みたいな環境なんじゃないかって思ってたけど、意外とGクラスも楽しそうだし。
果たして主人公に彼女ができるのか、そしてどんな強い不良が出てくるのかが楽しみです。
コミックス全18巻を読んだ感想・レビュー
主人公の魅力が存分に詰まった全18巻でした。エロい妄想をしたり、勝手に勘違いしたりなど女がらみではかなり痛い主人公だったけど、生きざまに関してはこのキャラを嫌いになる読者はいないんじゃないかと思います。
そんな主人公だから応援したくなるし、主人公の過去が明かされた時も衝撃を受けると思います。衝撃を受けるから、そのあとの跳ね率も高くなるんだけどね。いずれにしてもすごく面白いヤンキー漫画でした。
エンディングもまさに大団円と言ったところ。友情あり、恋愛ありの面白いヤンキー漫画だと思います。
あとがき
万引きGメンがチラつく。
熱い友情が魅力!面白くておすすめのヤンキー漫画、不良漫画を紹介する