「カリスマ」を読んだ感想・レビュー

カリスマ表紙

 

個人的に宗教というものに対して良いイメージが全くありません。過去にあった某教団による凄惨な事件のこともあるし、何となく「得体のしれないもの」というイメージが強いんですよね。

そんなカルト教団の闇部分にスポットを当てた作品がこちらです。というわけで今回は、カルト宗教の闇に迫る戦慄の黙示録「カリスマ(全4巻完結済み)」を紹介します。

 

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カリスマ あらすじ

神と崇められし男に跪く無数の迷い人。神とは希望の光を与えし聖人。そして時に、絶望の闇を与えし俗人。カルト宗教の闇に迫る戦慄の黙示録-少年の心より光失われし時、闇の物語が動き出す。

 

カリスマの見所をチェック!!

人の弱みに付け込む宗教ビジネス

カリスマ1

 

個人的には宗教とか占いとかに対して一切の信心深さみたいなものが無いので、こういうモノに身を投じる人が不思議で仕方ありません。唯一分かるとすれば「末期がんを治す奇跡」みたいな部分にすがりたくなる気持ちでしょうか(個人的には全くないけど気持ちは分かる気がします)。

本作はそういう人の弱みに付け込んだ宗教ビジネスの物語です。悪徳宗教によって身を滅ぼしてしまう登場人物の行く末や、宗教団体を私物化して私欲を肥やす教祖(カリスマ)の様子が生々しく描かれていて、変な気持ち悪さや恐怖心が感じられる漫画と言っていいでしょう。

人がどのような部分から洗脳されるか、どのように洗脳されていくかみたいなことも描かれているので、気持ち悪いくらいリアリティのあるシーンが多いのも特徴です。

 

宗教団体を私物化するカリスマの様子

カリスマ2

 

ここで描かれているカルト宗教の闇は、洗脳されている人の目を覚ますくらい強烈なものです。宗教を拠り所として求めていない普通の人にとっては「宗教ってそんなもんじゃないの?」以外の何物でもないと思うんだけど、得てして宗教ビジネスの多くはこんなんじゃないかと思っています(あくまで僕個人は)。

かの有名な一休さんだって、仏教で禁止されていた酒・肉・女を堪能しまくってたって話だし、実在した某カルト教団においても「教祖ができないことを信者にはやらせておいて、教祖は酒池肉林の贅沢三昧」だったみたいだし…。

本作でも「教祖が好みの女性を見つけたら、私的に部屋に連れ込んで儀式と称して好き勝手に弄ぶ」的な描写が多々登場します。ぶっちゃけ気分が悪くなるし、それを見てもなお言いくるめられてしまう信者たちに嫌悪感しかないです。でもこの気持ち悪さが本作の魅力の1つと言っていいでしょう。

 

保身と欲のせめぎあいで動いていく宗教団体の運命

カリスマ3

 

宗教法人といえば信者からのお布施に税金が掛からないことで有名で、そこそこ大きな宗教団体ともなればその辺の中小企業なんか比較にならないほどの金持ちになることも可能です。

そのためにはいかに金持ちの信者を引き入れるか等が重要になってくるのですが、それ以外にもやましいことをしている場合は、それらがバレてしまうことで身を滅ぼしてしまうケースも珍しくないでしょう。単にお布施集めてるだけでの十分なのに、欲深く考えるからそうなるんだっていうね。

個人的にはこれが「万引きなんかで最初はバレなかったのをいいことに、徐々にエスカレートしていく様子」みたいな感じに思えました。まさに神なんかいないという感じの流れが皮肉めいていて、この宗教団体の行く末が気になって仕方がありません。

 

カリスマ コミックス全4巻を読んだ感想・レビュー

カルト宗教の気持ち悪い部分が覗ける漫画です。一般の人がカルト宗教に対して感じる気味の悪い雰囲気が上手く再現されていて、言葉では言い表しにくい嫌悪感みたいなものが感じられます。

タイトルのカリスマっていうのはまさに宗教団体のトップを指しているわけですが、カリスマにも色々あるんだなぁというのを痛感させられました。そして決して褒められない教祖にも壮絶な過去があったりして、その辺は何かを思わずにはいられないでしょう。

カルト教団がどうなっていくかや私利私欲のために暴走した結果がもたらす展開など、全4巻という決して長くないボリュームの中にも見所がたくさん用意されています。自分の知らない世界を覗いてみたい人にピッタリの作品です。

 

あとがき

魔裟斗さんの「反逆のカリスマ」ってカッコ良いよなぁ。

 

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