「タッチ」を読んだ感想・レビュー

タッチ表紙
Ⓒタッチ

僕は世代で言ったらタッチよりもH2です。それでもタッチは幼少期の頃に何度も読みました。子供の頃は野球漫画だと思ってたんだけど、大人になってから読むと青春漫画が色濃く感じますね。

今更ネタバレでもないと思うしぶっちゃけるけど、やっぱ双子の弟が死んじゃうっていう展開は今読んでも言葉を失うほど衝撃的です。そして幅広い世代に支持されている国民的漫画(アニメ)と言っていいでしょう。

というわけで今回は、眩しすぎるほどの青春劇「タッチ(全26巻完結済み)」を紹介します。

著:あだち充
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タッチ あらすじ

努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の「青春」から、目が離せない……!

タッチの見所をチェック!!

双子の兄弟と幼馴染の一人娘の青春

タッチ1
Ⓒタッチ

もはや説明するまでもないと思うんだけど、本作は「双子の兄弟と幼馴染の一人娘の青春」を描いた漫画です。幼少期は仲良し三人組って感じだったろうし、本人たちも周りの親たちも楽しさしか無かったんじゃないかと思います。

それが中学生、高校生という多感な時期になると、当の本人たちは色々意識してしまう部分も出てくることでしょう。遊び場だったはずの場所が勉強部屋になったり、likeなのかloveなのかみたいな話にもなっていきます。

才色兼備な弟のカッちゃんと南、そしてカッちゃんに良い所を全部持っていかれたと言われている兄のタッちゃん。ありきたりな感じだと兄弟愛と嫉妬の狭間で揺れ動く感情みたいな展開になるんだろうけど、本作はそういうんじゃないです。兄弟愛、家族愛、恋愛のすべての愛が詰まってる青春ストーリーだと思います。

恋の相手として南ちゃんが選ぶのは?

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Ⓒタッチ

皆さんご存じの通り、弟のカ゚ッちゃんは交通事故で死んでしまうんで南ちゃんがどっちを選ぶってこともないんですけど、「仮にカッちゃんが生きてたとして…」みたいな妄想や考察をするのも本作の醍醐味です。

というのも作中では、カッちゃんが生きていた頃から「南はタッちゃんのことが好きなのでは?」みたいなシーンがめちゃくちゃ出てきます。明確な答えはないけど、少なくともカッちゃん自身は「アニキには勝てない」みたいな感じでタッちゃんのことを認めているシーンが多々出てくるんですよね。

南ちゃんも「カッちゃんが死んじゃったから同じ顔のタッちゃんで」みたいなことを言うタイプでもないし、何ならこういうことを考えること自体が冒涜になるんじゃないかって思うほど、本作はピュアな青春漫画です。

見応えのある野球シーンや兄弟対決

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Ⓒタッチ

周りの評価は抜群に低いタッちゃんですが、カッちゃんと南からはある程度の信頼を得ています。特にカッちゃんは所々で兄のタッちゃんに対して高い評価をしていて、勝負の場面になると自分が勝って当然とは思ってないし、何なら「アニキが本気になったらやばい」くらいの感じに思ってそうっていうね。

というか、誰もが認める才能の持ち主であるカッちゃんがタッちゃんのことを認めているっていうのは、なんか感慨深いものがあります。読者の多くは俯瞰的に見るかタッちゃんに自己投影する感じで楽しむことになるだろうし、そこでタッちゃんが褒められるっていうのは自分が褒められたような嬉しい気持ちになるんですよね。

野球漫画としては「カッちゃん亡き後の南の夢(甲子園)をタッちゃんが引き継ぐ」みたいな感じだから、2人が野球対決をするシーンってほとんどないんだけど、それでもクラス対抗のリレーだったり草野球だったり、2人の対決のシーンに外れはありません。この2人の対決はめちゃくちゃ熱い!

タッチ 全26巻を読んだ感想・レビュー

言うまでもなく名作です。ちょっと絵の古い感はあるけど幅広い世代に愛されている名作であることは間違いないし、物語の洗練された感じは今読んでもまったく色褪せてないと思いました。

本作のせいでって言ったらあれだけど双子がスポーツをするとか、双子やら兄弟の片方が死んじゃう展開とか、もっと言えば可愛い幼馴染との三角関係っていうだけでも「タッチのパクリ」って言いだす人が出てくるくらいに、本作は偉大過ぎる作品と言っても過言ではありません。

野球面でも青春面でもとにかく見応えたっぷりな全26巻です。正確な時期は分かりませんがかつては紙でしか販売されていなかった本作も、今ではKindleを始めとする電子書籍版が販売されているので、初めて読む人だけじゃなくて「久々に読みたい!」という人にもおすすめします。

あとがき

ちょっと!ちょっとちょっと!

著:あだち充
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