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社内レクリエーションが惨劇に!「モンキーピーク」のハラハラ感は異常

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「今時こんなことをやっている会社ってあるんだろうか…」と思わずにはいられない、社内の親睦を深めるという建前で行われた登山レクリエーション。その場が思わぬ惨劇に発展してしまうというパニックーホラーを描いた作品、それが本作です。

最近流行りのデスゲームのようなペースで人が死んでいくんだけど、デスゲームのような軽々しさがないというか、ちょっとしたサスペンスにも近い緊張感が味わえる作品で、どんな結末を迎えるのかが序盤から楽しみで仕方ないんですよね。

というわけで今回は、得体の知れない相手とのサバイバルが魅力の「モンキーピーク(全12巻完結済み)」を紹介します。

※物語の序盤に関して、若干のネタバレがあります。

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作品概要

「鬼猿岳」「猿投山」などの異名を持ち、数々の死者を出していることで有名な山(正確にはその山ではなく、その手前の山らしいが)に、社内レクリエーションと称して製薬会社の36名が足を踏み入れた。

そこにはナタを持った大きな猿のような生き物がおり、隙を見ては次々と社員たちを襲ってくる。得体の知れない猿に対し恐怖や負の感情を抑えることができず、徐々に支配されていく社員たち。

一方でその猿は「実は社員の誰かなんじゃないか?」という疑問も出始め、食料の奪い合いや裏切者の存在など、猜疑心に揺れる社員たちをうすら笑うかのようにサルは次々と殺戮を繰り返していく。

果たして、藤ヶ谷製薬36名の運命は!?そして猿の正体は!?

 

登場人物

早乙女

 

笑い方に特徴がある、本作の主人公。「高校の時に人を殺している」という噂や、仕事上の成績が芳しくないことから一部の人間に煙たがられている。

正義感に溢れていて、運動能力もやや高め。

 

宮田

 

早乙女と中学時代3年間同じクラスだった同僚。

他の社員とは違い、早乙女を信頼している。

 

安斎

 

元アメフト部で体格も大きく、社員内でも唯一の武闘派とも言うべき存在。

その力の強さゆえ、裏切者を探すために非人道的な手段を選んだり、暴力的な部分が大きく見られる。

 

 

本作における殺人鬼のようなポジション。

運動能力の高さからも通常の人間とは考えにくいシーンが散見されるが、会社に恨みを持つ者が変装しているという見方も強い。

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見所をチェック!!

猿とのバトル

 

猿は体格的にも非常に大きく、鉈や弓を使って攻撃をしてくるという武闘派。いつ現れるかもわからず、休むに休めないという状況が社員たちを肉体的にも精神的にも追い込むので、読んでいて緊張感が付きまといます。

何より正体不明で不気味な存在であることが、緊張感により拍車を掛けてると言っていいかも。人間業とは思えない力を持っているかと思いきや、一方で「猿にしては賢すぎる」という一面も併せ持っているため、「主人公たちの会社に恨みを持った人間が正体なのでは?(あるいは仲間内の誰かが猿に変装しているのでは?)」という恐怖感も否定できません。

 

猿の正体は!?

やっぱ「猿の正体」が本作最大の見所じゃないかと思います。

最初は「そういう謎の生き物がいるという設定のダークファンタジー」みたいな話だと思ってたんだけど、どうやら社員の誰かが変装している的な説も出てきたりして、どうやって決着を着けるのかが楽しみでしょうがないです。

 

「正体は〇〇でした!」という話になるのであれば、ちゃんと構想がしっかりしているかどうかで駄作になるか名作になるかの2択だと思うし、地雷臭はするけどやっぱ期待してしまうんですよね。

「伝説の人殺し猿がいる」みたいな都市伝説、ホラーで終わるのか。それとも社内の誰かが猿に扮してやっていたというリアリティのあるサスペンスに仕上げるのか。序盤から一気に引き込まれること間違いなしです。

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食料にも限りがあるサバイバル感

 

いわゆる「遭難」に近い状況になるため、食料や水についても限りが出てくるのがサバイバル感を演出していて面白いです。

最初は「みんなで協力して~」みたいな空気になるけど、徐々に「猿は猿で怖いけど、一番怖いのは隣の人間」みたいな感じの不信感も出てきたりして…。完全に漫画の中の出来事だから、読んでる分にはめちゃくちゃハラハラできて楽しいです。

 

仕切りたがりな人間が出てきたり全員の水を管理しようとする様子なんかは、会社というか1つの組織っぽくて個人的にはあんまり好きじゃないんだけど、これが協力ってことなのかと思うと少し気味が悪かったり。

もうすでに水を飲んだ人もいるのに、我慢してた人だけが水を回収されたりする不条理なんかにも注目して読んで欲しいです。

 

疑心暗鬼な社員たちの様子

 

個人的にはマンガっぽい演出とは言え「良識ある大人が、根拠も何もないのに1人の言うことを鵜呑みにするかなぁ?」という冷めた目で見ちゃってる部分はありながらも、やっぱ「毒味させるシーン」とか「拷問するシーン」なんかは、インパクトが強いと思う。

中学生って設定なら違和感も無かったんだろうけど…。てか、社員Aが「あいつが変な行動してたの見ました!」とか言って、こっちが否定しても一方的にAが正しいと決め付けるような上司と一緒に仕事はできないし、したくないよね。

 

でも実際に死人も出てて、無事に生きたまま山を下りられる保証がないってことになれば、その場で社員にどう思われようが関係ないってのも分かるわけで…。嫌われようが何しようが、生きてこの状況から抜け出すってのが最大級の目標になるのも分かります。

だからこその仲間割れだったり衝突に繋がっているってことを考えると、「明日は我が身」じゃないけど似たようなことが自分にも起こり得るんじゃないかっていう不安が起こるとか、起こらないとか。

 

モンキーピークを読んだ感想・レビュー

序盤を読んだ感想

猿の正体がとにかく気になる!猿は架空の生物ってテイストで行くのか、それとも「社員の誰かが猿の正体で、会社に何らかの恨みがあって犯行に及んでいる」的なコナンっぽいテイストで行くのか…。

ぶっちゃけここがハッキリしないのが、不気味さも相まって面白さに拍車をかけているような気がします。コナンだったら「猿=どうせ人間」って感じで見ちゃうけど、本作はそうじゃないので(まぁ「猿の正体は伝説のネッシー的なアレでしたー」になった時にシラける可能性は十分にあり得るけど)。

いずれにしても会社の上下関係だったり、色んな人間が集まっている会社という組織だからこその衝突なんかも見応えがあって、この先の展開が気になることは間違いないです。

 

全12巻を読んだ感想

最後までハラハラできました。パニックホラーものとしても読めるし、サスペンス作品としても読めると思う。

個人的には「結局、猿って怪物的なポジションなの?それとも人間が猿の恰好をしてるだけなの?」って気にしてしまった時点で、作者の手のひらで転がされてるような感じでした。

 

サスペンスものとしては「じゃあアレは?どう説明すんの?」って部分はゼロじゃないんで、人によってはスッキリしないって感じる人もいるだろうけど、個人的には大満足。あれはあれで問題ないと思える終わり方だったんじゃないかと。

いずれにしても「リアル寄りではあるけど、決してリアルなサスペンスものとしては読まない方がいい」という感じ。かと言って、明らかなフィクションとはまた違う恐怖感みたいなのもあるので、僕はかなり楽しめた作品です。

 

あとがき

Vモンキーがチラつく。

 

 

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