「蒼穹のアリアドネ」を読んだ感想・レビュー

蒼穹のアリアドネ表紙
Ⓒ蒼穹のアリアドネ

男ならいくつになっても王女とか姫を守るっていう設定に憧れるじゃないですか?遺産目当てとかそういうことじゃなくて、これこそが王道ファンタジーの魅力だと思うんです。

で、本作にはそんな王道ファンタジーの魅力がたっぷり詰め込まれています。ちょっと駆け落ちにも似た設定に燃えながらも、序盤から隠しきれていない壮大な雰囲気がたまりません。

というわけで今回は、未知なる世界を翔るジュブナイルファンタジー「蒼穹のアリアドネ(連載中)」を紹介します。

著:八木教広
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蒼穹のアリアドネのあらすじ

人里離れた地で暮らす少年ラシル。彼は『天空の飛行都市』という夢のような存在へ憧れを抱いていた。ある日、家近くの森で少女レアナと出会う。彼女は宙に浮く性質を持ち、機械兵集団に狙われていた。彼女はアリアドネ皇国の皇女だと言い、その国家こそ、天空の飛行都市であった… 少年と少女が出会い、夢を追い求める冒険が始まる! 未知なる世界を翔るジュブナイルファンタジー!!

蒼穹のアリアドネの見所をチェック!!

主人公は人間兵器の少年と家出皇女

蒼穹のアリアドネ1
Ⓒ蒼穹のアリアドネ

本作の主人公は人間兵器として体の内側にとてつもない力を秘めている少年と、飛行都市から逃げ出してきた皇女の二人です。森でたまたま出会った二人はふとしたことがキッカケで、行動を共にするようになります。

当然ながら皇女がいなくなったってことで城からは追手が来ているような状況で、少年には逃亡幇助の疑いがかけられているという流れ。まぁ乗りかかった船じゃないけど、少年は連れていかれそうな皇女を助けてそのまま二人で旅に出るという感じです。

少年は廃棄対象である人間兵器ということで隠れて生きてきたから外の世界を知らず、箱入り的な皇女もまた世界を見てみたいと考えていて、この二人が一緒に旅に出るというまさに壮大なファンタジーと言っていいでしょう。

蒼穹の騎士になった主人公の少年

蒼穹のアリアドネ2
Ⓒ蒼穹のアリアドネ

皇女と旅をするということで、主人公は「蒼穹の騎士」という称号をもらうことになります。これはまぁ皇女付きの騎士になれるっていうお墨付きをもらったって感じでしょうか。

ちなみに本作は、作者の八木氏にとって前作にあたる「CLAYMORE」ほどダークな世界観は感じられません。あくまで王道の爽やかな空気感すら感じられる冒険ファンタジーという感じ。

そして「エンジェル伝説」ほどじゃないにしても、ちょこちょこ笑えるシーンを放り込んできているんですよね。皇女が割と冗談を言ったりするキャラなので、この二人の旅は魔王がいなくても退屈することがなさそうです。

世界で一番強くなる予定の主人公

蒼穹のアリアドネ3
Ⓒ蒼穹のアリアドネ

元々は大戦のために生み出された人間兵器である主人公ですが戦闘経験を積んで強くなっていくのか、あるいは武器を強化して強くなるのか。もしかすると両方かもしれません。いずれにしても皇女によって「彼は世界一強くなる」と明言されています。

漫画でこのセリフが出るってことはアレじゃないですか。もう主人公が超強くなるってことのフラグが立ったのと同義じゃないですか?実際に序盤の時点でも十分に強いけど、物語の見せ方として「もっともっと強い奴がいる」みたいなワクワク展開を匂わせているので、この辺りは今度の展開に期待です。

前作がかなり壮大なダークファンタジーだったっていうことで、今作もめちゃくちゃ面白くなると思います。主人公の成長ぶり、そして皇女との絆が深まっていく様子に注目してみてください。

蒼穹のアリアドネを読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

八木氏の作品は個人的にかなり好きで、エンジェル伝説も読んだしクレイモアも読みました。で、本作を読んだときにまずキャラクターの表情に驚いたんですよね。これまでは少しのペーっとしているというか、あまり表情がないキャラが多かったと思うんだけど、今回の主人公二人にはちゃんと血が通っていました。

そして内容は超王道のファンタジーです。細かい笑いや迫力あるバトルを入れながら、何も知らない二人が世界を旅してどんどん視野を広げていく…みたいな展開にワクワクしない人はいないでしょ。

皇女は複数ある飛行都市の中の一つであるアリアドネの出身ということで、もしこの先のストーリーで飛行都市巡りをするっていう展開になったとしたら、そう簡単に終わるようなボリュームではないと思います。この先の展開に期待です。

あとがき

クレイモアの頃よりキャラの人間味が格段に増してます。

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