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野球漫画「青空」を読み終えた時、心は晴れ晴れとするだろう

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青空表紙

 

高校野球と聞くと「青春時代をすべて野球に捧げた球児たちの熱い夏」というイメージがありますが、これが光の部分なら闇の部分もまぁ大きいというイメージです。

何かあるとすぐに騒ぐOBや学校関係者も少なくないですし、賭博だったりと「悪い大人のイメージ」も少なくありません。

 

そして一部の部員によるタバコや喫煙で、野球部自体の存続が危ぶまれてしまったり、甲子園に出られなくなってしまったり。甲子園と言う存在はあまりにも大きくなりすぎて、球児たちだけのモノとは言い難いんだろうなぁと痛感します。

というわけで今回は、ゼロから甲子園を目指す高校球児の姿を描いた野球漫画「青空(全13巻完結済み)」を紹介します。

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マンガ概要

青空1

 

主人公の少年時代から物語は始まります。

少年時代に一緒にキャッチボールをした幼馴染の兄ちゃん姉ちゃんがいて、その兄ちゃんが甲子園を狙える大エースという初期設定。

で、決勝前夜に姉ちゃんの方が暴行されてしまい、その報復で兄ちゃんが暴力を振ってしまったことが原因で野球部は決勝戦(甲子園)に出られず、そのまま廃部。

何年か経ち、主人公が野球部のないその学校へ入部し、野球部創立から甲子園を目指すという物語です。

 

青空の見所をチェック!!

野球部創設に対する反対勢力

青空2

 

過去にあった暴力事件を理由に、主人公を取り巻く環境にいる大人たちの一部は、野球部を再び設立することに対して反対の声を上げます。

H2みたいに校長が1人で言っているだけならまだしも、本作では学校関係者は当然として、商店街のおっちゃんおばちゃんだったり、あるいは地元の有力者なんかも反対していたりして、一筋縄ではいかない様子。

 

それでも主人公たちの諦めない姿を見て、1人、そしてまた1人というカタチで徐々に変わっていく様子を見ていると、いつの間にか本作の魅力に引き込まれているでしょう。

ちょっとだけネタバレすると、野球部はできます(さすがに野球部ができなくて終わるって展開はないでしょ)。ただ、野球部が出来てからも相変わらずノイズは多いので、それらが少しずつ解決していく部分も大きな見所です。

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甲子園を目指すことを約束した、かつての幼馴染たち

青空3

 

本作の主人公の原動力となっているのは、少年時代に交わした2人の幼馴染との約束です。

幼馴染と言っても年が離れていて、自分が少年の頃に2人は高校生なわけで、ようやく自分が高校生になった時に幼馴染の2人は、既に地元も離れていて何をしているのかも分からないという状況。

 

この2人の現状からも様々なドラマが生まれます。特に男性の幼馴染の方は準主役というか、ほぼ主役みたいな感じ。なんなら主人公よりも主人公っぽいかも。

本作のドラマを語るうえで、絶対に目を離せない2人。この2人の現状と、過去の事件の真相は必見です。

 

青空を読んだ感想・レビュー

なるべくネタバレには配慮していますが、一部ネタバレを含みます。

コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

本作を描いている原秀則氏は「やったろうじゃん」という野球漫画も描いていて、それは監督目線で甲子園を目指すという作品でした。

個人的には超好きな漫画で、幼少期にかなり影響を受けた野球漫画なんですが、その作品でも後半に登場人物の女性が男たちに乱暴されてしまう描写があり、すごく胸糞悪くなっちゃうんですよね。

 

そして、本作にも似たような描写があります。

やったろうじゃんにおける胸糞悪いシーンは最後の方だったんで「急にこんな胸糞悪い感じになって後味悪いなぁ」と感じたんだけど、こっちはまだ序盤にそれが起こるので、これから嫌な感じが払拭されていく可能性が高いということを考えたら、まだセーフかなぁ。

 

主人公が中学時代にナンバー1のピッチャーであっても、野球部のない高校に進んで、野球部を作ってから甲子園に進むっていう展開を想像すると、現実っぽさは皆無と思われます。

あとは野球部創立へのプロセス、主人公を取り囲む周りの環境の変化、そしてかつて幼馴染だった2人との再会…。色んな部分で続きが気になる第1巻でした。

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コミックス全巻を読んだ感想・レビュー

ずっと読みながら「なんで『青空』ってタイトルなんだろうなぁ」って思ってたんだけど、ちょっと暗い物語だと思いながら読んでて、まるで一生続く長いトンネルのような雰囲気を感じていたら、最後の最後に青空の下に出たような錯覚を覚えました。

高校野球を題材にしていて、当然ながら野球のシーンが多いんだけど…。どっちかって言ったら、野球漫画と言うよりヒューマンドラマじゃないかと思う。

 

野球部を設立したくない大人たちがいて、廃部になった当時の部員たちは大人になった今も当時の出来事を憎んでいたり、村社会の悪しき風習や、変わってしまった幼馴染の姿とか…。

これら多くの要素が全て青空に繋がっているってことを考えたら、感情を揺さぶられる点が多すぎて、野球漫画って感じじゃなかったです。

 

個人的には野球漫画としてはあまりにも暗い描写が多くて、高校生らしい爽やかさとかもないし、昭和のスポ根の流れを汲んでいるというか、スポーツ漫画としてはあまりおすすめできません。

ただし、ヒューマンドラマとして見たら非常に見応えのある作品じゃないかと思うんで、高校球児の熱さというよりも「甲子園を目指す才能あふれる若者にたかる悪い大人たちの様子」みたいなものに興味がある人なら、最高に楽しめるはず。

 

あとがき

読み終わった頃には、心が青空。

 

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