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「グラップラー刃牙」を読んだ感想・レビュー

グラップラー刃牙表紙

 

格闘漫画の金字塔的存在であるバキシリーズの初代の作品がこちら。グラップラーと聞くと「投げ技や絞め技などを主体に戦う格闘家」を連想しますが、本作の主人公はオールマイティプレイヤーで、打撃もこなす天才格闘少年です。

まだ人間らしさが残っている刃牙少年の物語はここから始まったので、最近のバキを読んで興味を持ったという人もぜひ押さえておいて欲しい作品と言っても過言ではありません。というわけで今回は、大人気長編格闘漫画の第一歩「グラップラー刃牙(全42巻完結済み)」を紹介します。

 

 

グラップラー刃牙 あらすじ

強き者の高みをめざし、その少年は閃光となって駆け抜ける!! 今はじまる真格闘伝説!!

 

格闘漫画の金字塔とも呼べるバキシリーズは、主人公の範馬刃牙の成長に合わせてナンバリングタイトルが登場している格闘漫画です。これから長く続いていくバキシリーズの先駆け的な作品で、刃牙の少年期にあたるのが本作「グラップラー刃牙」となります。

 

グラップラー刃牙の見所をチェック!!

何でもありでルール無用の異種格闘技

グラップラー刃牙1

 

本作のジャンルは格闘漫画ですが、描かれている内容は「ルール無用の異種格闘技」です。空手家とボクサーが戦ったり、プロレスラーと相撲取りが戦ったりします。もちろん基本的には素手です(ボクサーなんかだとグローブをはめる場合もあります)。

しかも格闘技には付き物の体重制限などもなく、頭突きや肘打ち、噛み付きや金的など何でもありというもの。もっと言えば人間だけじゃなくサルなんかも出てくるので、本当の意味での「人類最強を決めようぜ」的な格闘漫画です。

東京ドームの地下に格闘場があり、そこで腕に覚えのある猛者たちがぶつかり合います。最終的にはトーナメントが開催され、そこで誰が最後まで残るかという展開に。

 

主人公は天才格闘少年

グラップラー刃牙2

 

本作の主人公は、最強の遺伝子を持つ天才少年です。体格は小さいものの、その格闘センスは抜群に優れていて、自分よりもずっと大きい格闘家たちをバッタバッタと倒していきます。

様々な格闘技を学んで、時にはストリートファイトや道場破りのようなことをしつつ、常に腕を磨いているという感じ。で、最終的に地下闘技場のトーナメントでどこまで行けるかっていうものです。

最強であることには間違いないんだけど、ストーリーの最初から最後まで最強っていうわけじゃなく、適度に負けたり挫折したりっていう人間味も持っていて、この辺のパワーバランスが秀逸です。

 

最終的な目標は父親に勝つこと

グラップラー刃牙3

 

バキシリーズの最終的な目標は「父親に勝つこと」です。刃牙は紛れもなく最強の遺伝子を持っている天才格闘家ですが、その遥か上を行くのが父親である範馬勇次郎で、一説によると某大国の軍隊も潰せるというほどの戦闘力を誇っています。

この父親に勝つために様々な格闘技を学び、強さを追い求めていくという物語です。それ以上でもそれ以下でもありません。このシンプルな目標こそが、バキシリーズが人気を誇っている理由の1つと言えるでしょう。

特に刃牙の少年期を描いている本作では、まだ刃牙の人間らしさが垣間見えるというか「母親の気を引きたい男の子」みたいな一面も楽しめるし、これから始まる壮絶な人生のバックボーンも描かれています。それらはすべて人類最強の男、範馬勇次郎から始まったことは間違いありません。

てか、主人公よりもずっと強い男が存在する格闘漫画ってだけで、掟破りだしワクワクしてきませんか?

 

グラップラー刃牙 コミックス全42巻を読んだ感想・レビュー

色んな場面でネタにされたりすることも多い、バキシリーズの最初の作品です。タイトルは変わっていきますが、刃牙を主人公とした一連の格闘漫画全体でみると軽く100巻を超える超長編漫画ですから、その最初の作品って考えると感慨深いですね。

これから長く続いていく歴史の第一歩ということで、まだ人間らしい刃牙の姿が楽しめます(それでも人間の枠組みはとうに超えてるけど)。ちょっと絵は古臭さを感じるけど、戦闘能力のインフレが始まる前が一番面白かったりするので、まだ読んだことがないという人にはおすすめだし、バキシリーズに興味を持っている人はここから読み始めたほうが絶対に良いです。

 

あとがき

炭酸を抜いたコーラが語り継がれるキッカケ。

 

 

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