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「午後3時 雨宮教授のお茶の時間」を読んだ感想・レビュー

午後3時 雨宮教授のお茶の時間表紙
Ⓒ午後3時 雨宮教授のお茶の時間

女子力が高いと感じる趣味と言えば「お菓子作り」がその筆頭なんじゃないかと思うんだけど、それと同時にお菓子作りが好きな男子ってモテるような気がしませんか?

そんな邪な考えでお菓子作りを始めるのもどうかと思いますが、少なくとも本作を読めば「ちょっとやってみようかな?」くらいにはなるはず。というわけで今回は、癒しのひと時・甘いひと時を味わえるお菓子作り漫画「午後3時 雨宮教授のお茶の時間(連載中)」を紹介します。

午後3時 雨宮教授のお茶の時間 あらすじ

「長く愛されるものには理由がある」……都心から少し離れた緑の多い街。その小高い丘にある大学・私立青葉学院大学。そこにイギリス文学とイギリスのお菓子を愛する教授がいた。その名は雨宮誠。たまに遊びにくる姪のサヤとともに、小腹が空く午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか?

午後3時 雨宮教授のお茶の時間の見所をチェック!!

文学作品に登場するイギリスのお菓子を作る

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Ⓒ午後3時 雨宮教授のお茶の時間

本作は大学教授が趣味でお菓子作りをする様子を描いた漫画なんですが、特筆すべきは「イギリス文学に登場するイギリスのお菓子を作る」という点です。単なるお菓子作りではなく、イギリスに特化しています。

更に文学作品に登場したお菓子ということで、その文学作品を読んだことがあるという人にとってはめちゃくちゃ興味を惹かれる内容と言っていいでしょう。ナルニア国物語とかハリーポッターなんかが題材として選ばれていたので、割と多くの人が興味を持ちやすいチョイスになっていると思います。

グルメ漫画なんかを見ていて「これマネしてみたいなー」って思う人なら、夢中になること間違いなしです。特にお菓子が好きな人、紅茶に合うお菓子に興味がある人には鉄板。

詳しいレシピが載っていて真似しやすい

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Ⓒ午後3時 雨宮教授のお茶の時間

僕はお菓子作りということをしたことがないんだけど、勝手なイメージでもっと難しいと思っていました。本作に登場するお菓子はイギリスに縁があるものばかりなので、材料の調達に関しては少し難がある場合があるものの、オーブンがあれば何とかなるものばかりなんですよね。

そしてエピソード後には詳細なレシピが掲載されています。これを見ながら作ることで本作と同じ世界を見ることができるだけでなく、イギリスの文学作品の世界も見ることができるという…お菓子の美味しさも相まって一石三鳥くらいのお得感を堪能できるでしょう。

まさに紅茶に合いそうなお洒落なお菓子ばかりなので、趣味としても自分をワンステップ上げてくれる趣味になるんじゃないかと思います。女性ウケが欲しい男性が挑戦してもいいし、女子力を上げたい女性が挑戦してもいい。つまり誰が真似してもいいお菓子作りに注目です。

お菓子を巡る人間ドラマ

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Ⓒ午後3時 雨宮教授のお茶の時間

本作はただお菓子を作っているだけの漫画ではなく、お菓子作りと同時にヒューマンドラマのような要素も持ち合わせています。お菓子作りは主に主人公と姪っ子によって行われるんだけど、それぞれの関係性にスポットが当たるケースも少なくありません。

そして「主人公は結婚していないの?」とか「姪っ子は友達と遊んだりしないの?」みたいなプライベートな部分が気になり始めたら、もう完全に本作の虜です。それらの秘密はストーリーの進行と共に少しずつ明らかにされていくでしょう。

お菓子とお茶を楽しむ静かな時間の流れも魅力的な本作ですが、その裏で同時に進行していく人間ドラマも大きな見所です。

午後3時 雨宮教授のお茶の時間を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

お菓子作りが趣味っていう人には最高の漫画だろうし、お菓子作り自体に興味がなくても甘い物が苦手とかじゃなければ「ちょっと作ってみようかな?」くらいに思わされる作品です。

特にハリーポッターを読んだという人なら実際に真似した読者が続出したんじゃないかと思います。本作の世界観にも浸れるし、元々の文学作品にも浸れるっていうお得感がすごいです。コスパの良さがハンパない。

主人公の優しそうな感じと姪っ子の可愛さも相まって、すごく素敵な時間を感じられます。「忙しい日常でも一息つける憩いの時間」って感じの作品なので、漫画を通して優しい雰囲気を感じたいという人におすすめです。

あとがき

イギリスのお菓子に興味が出てくる一作です。