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あなたは一夫多妻制に興味がありますか?僕はそれが日本で実現したとしても、そもそも1人の妻を見つけることすら難易度がウルトラGなので、完全に蚊帳の外だと思っています。
本作は一夫多妻制が特殊条件下で認められたという世界の物語で、主人公がどういう行動をとるのか…序盤から興味が尽きません。というわけで今回は、日本で一夫多妻制が実現したというIFの物語「民法改正~日本は一夫多妻制になった~(全6巻完結済み)」を紹介します。
民法改正~日本は一夫多妻制になった~ あらすじ
西暦202X年──。オリンピック特需は終わり、不況と少子化が進む中、その打開策として一夫多妻制が導入された───。一定の条件を満たした男性は3人まで女性と婚姻関係を結ぶことが出来るのである。普通ながらも幸せな毎日を過ごしていた浅尾正平はオホーツクで起こった飛行機事故での功績が認められ、国から一夫多妻の権利を得てしまう。そこからは日常が一変、次から次へと未来の嫁候補が現れて…!?
民法改正~日本は一夫多妻制になった~の見所をチェック!!
日本が一夫多妻制になったというIFの物語

東京オリンピックによって好景気がもたらされたっていうのが皮肉めいてはいるんだけど、その反動で経済が低迷したっていう妙なリアリティを感じる設定です。そんな中、生涯未婚率を下げて少子高齢化に対応するという目的で「一夫多妻制」が導入されたという仮定の物語となっています。
- 夫の収入が経済状況に応じ相当以上ある場合
- スポーツ・芸術・学問の分野で著しく成果を上げた場合
- 国家が認め褒賞を受けた場合
上記のいずれかに該当している場合は、一夫多妻制を認めてもらえるという感じです。生涯一人の女性と連れ添うことが美徳とされている現状、この設定に不快感を感じるという人もいるかと思いますし僕も最初はそうでした。
でも本作は意外とそこまでゲスい物語でもないし、色々と考えさせられるテーマとなっています。
突如、一夫多妻制を認められた主人公

一夫多妻制を認めてもらうには条件があって、それこそ一部の上級国民にのみ認められる的な感じになっているので、多くの一般男性には関係のない話になるかと思います。経済状況については宝くじで一発逆転が可能かもしれませんが、その他の条件は一朝一夕ではなかなか実現することは難しいでしょう。
そして本作の主人公は宝くじを当てたわけではなく、なんと「国家から褒賞を受けた場合」という条件を満たして一夫多妻制を認められるんですよね。しかし結婚を前提にお付き合いをしていたちゃんとした彼女がいたのに、その彼女に一夫多妻制を反対されながら衝突してしまう日々…。
男性からすると羨ましいと思う部分があるのかもしれないけど、女性からしたらなかなか難しい問題じゃないかと思います。というか一夫多妻制を認められてるってだけで、主人公も複数の女性と結婚できるかどうかって言ったらまた別の話ですから、本命彼女を含めてどうなるっていくのかが大きな見所です。
主人公は一夫多妻制で幸せになれるのか

ぶっちゃけ本作の主人公の言い分は完全に浮気男のそれです。「AもBも傷付けたくない」みたいなことから、どっちも選べない的なことで揺れ動いたりします。これって浮気する人の心理じゃないの?
とは言え主人公は国から一夫多妻を認められているので、相手さえ良ければ問題ないという状況です。というか相手が良ければっていうのは今でも問題ないんじゃないかと思うし、そうなってくると婚姻関係ってそこまで重要な話でもないような気がするんだけどなぁ…。
いずれにしても相手の女性が二番目でもいいとか三番目でもいいとか言ってくれるのか、しかも自分の中でもそうやって相手女性を順位付けることができるのかっていう部分も大きな見所と言えるでしょう。
民法改正~日本は一夫多妻制になった~ 全6巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)
最初はゲスいハーレム展開の物語かなーって思ってたんですけど、意外と良い話でびっくりしました。というか良い話になっているのはあくまで見せ方の問題で、相手の女性の考え方を都合良く解釈している感はあるけど…。
とりあえず賛否のありそうなテーマで、リアルとフィクションの絶妙なラインの題材っていう着眼点が良かったです。そして最初はあれこれ言いたくもなったけど、そのうち「当事者同士がそれでいいなら」って考えに変わっていきました。女性たちの間に遺恨がなければ楽しそうな生活のようにも見えます。
一方で打ち切りだったのか終わり方が少し残念で、もうちょっと先の展開が見たかったという感じです。せめて「〇年後…」みたいな展開でもいいから、この主人公の家族がどうなったかを見たかったなぁ。よほどハーレムに嫌悪感があると楽しめないかもしれませんが、そこまでゲスい話でもないので割と考えさせられる物語じゃないかと思います。
あとがき
まぁ僕には関係ないですが。