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「湘南らーめんガール」を読んだ感想・レビュー

湘南らーめんガール
Ⓒ湘南らーめんガール

湘南って言われるとかなり漠然としたイメージしかない僕です。少なくともラーメン屋さんが多いっていうイメージは全くありませんでした(でも地元の人たちからするとかなり店舗数が多いらしい)。

そんな湘南を舞台に展開される、女子高生の・女子高生による・女子高生が好きな人のためのラーメン漫画がこちら。ラーメン漫画とは言っても地元要素が強めで、ちょっとした観光気分も味わえちゃう作品です。

というわけで今回は、女子高生たちによる湘南の美味なるらーめんを巡る日々「湘南らーめんガール(連載中)」を紹介します。

湘南らーめんガールのあらすじ

信州・松本の中学を卒業したヒトミは、高校からは憧れの湘南に引っ越し、藤沢の高校に通うことに。引っ越し早々迷子になったヒトミだが、地元のJK・ホーコに助けられる。お腹を減らしたヒトミをホーコはらーめん屋さんに誘い…。彼女らの湘南の美味なるらーめんを巡る日々が始まった!

湘南らーめんガールの見所をチェック!!

女子高生がラーメンを食べる物語

湘南らーめんガール
Ⓒ湘南らーめんガール

既視感があると思ったら、恐らく「ラーメン大好き小泉さん」じゃないかと。本作も可愛らしい女の子がラーメンを食べるという、それ以上でもそれ以下でもありません。だが、それがいい!もちろん本作ならではの個性もしっかり用意されているので、ちゃんと差別化されています。

どちらかと言えば日常漫画の要素が強めで、そこまでラーメンに特化している漫画という感じではない印象を受けました。女同士の友情、地元ネタなんかの中にラーメン要素も色濃く入ってますよーという感じ。

ラーメンに対してのうんちくを垂れるという感じでもなく、あくまで自分が気に入っているポイントを紹介するという感じなので、作風も非常にマイルド。ラーメン好きかつ女子高生が好きな読者には文句なしにおすすめです。

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グルメ要素だけでなく、湘南などの地元ネタもばっちり

湘南らーめんガール
Ⓒ湘南らーめんガール

湘南らーめんガールですから、湘南要素も重要です。僕みたいな田舎者からすると湘南と言えば「海」とか「暴走族」みたいなイメージしかないんだけど、本作に登場するのは湘南近郊の実在するラーメン屋さんなのかな?地元の人なら分かるんじゃないかと思います。

いずれにしても関東地区に住んでいるとか、湘南に行ったことがあるっていう人ならテンションが上がりそうなポイントがいくつかあって、そういうのに縁がなかった僕でも湘南に行ってみたいと思うほどには魅力的に映りました。

ちょっと旅のような要素もあり、地元要素もあり。まるで旅行をしたような気持ちになれたうえに、美味しそうなラーメンまで堪能できると。ラーメンに突き詰めた作品もいいけど、本作のように色んな要素が詰まっているラーメン漫画も◎です。

主人公2人の関係性がどう変わっていくか

湘南らーめんガール
Ⓒ湘南らーめんガール

本作に登場する主人公は、信州から湘南に引っ越してきたヒトミと地元民のホーコの2人(他にもJKは登場します)。まだ女子高生なのにやたらコミュニケーション能力が高いというか、見知らぬ土地で会った人とすぐに意気投合して一緒にラーメンを食べに行っちゃうんだから、もはやこれ以上仲良くなれるのかっていう疑問はあるんだけど…。

高校生っていう多感な時期ならではの悩みなんかも出てきたりして、もしかしたら喧嘩なんかもしちゃったりして。この2人の関係性がこれからどう移り変わっていくのかって部分にも注目です。ぶっちゃけ2人きりでラーメン屋さんに行くって、割と究極レベルで仲良しだと思うけど。

湘南らーめんガール コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

日常漫画+ラーメンという感じで、そこまでラーメン要素が全面的に出ているグルメ漫画という感じではないです。終始ほのぼの系で、女の子の絵のタッチも柔らかめ。

そして湘南、藤沢、鎌倉っていう有名地が舞台になっているので、多くの人が楽しめるご当地漫画と言っていいでしょう。僕は行ったことがないからアレだけど、テレビなんかでもよく聞く地名だし、行ったことがある・近所に住んでいるって人ならテンションが上がるポイントがいくつも用意されています。

地元民なら「ここのラーメン屋行ってみようかな?」みたいな楽しみ方もできると思うので、湘南やラーメンというキーワードに惹かれた人はどうぞ。

あとがき

したっけ、ラーメンじゃん。