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「栄冠は俺に輝く」を読んだ感想・レビュー

 

高校野球好きとしましては「栄冠はどーのこーの」って言われると、それだけで胸が躍ります。似たようなタイトルの漫画もあるけど、今回紹介するのは「栄冠は俺に輝く」。

タイトル的にも「俺様系の主人公が大活躍する野球漫画」ってことは簡単に予想できるわけで、あとは現実的なやつか魔法的なやつか。ちなみに本作は後者です。

というわけで今回は、魔法系野球漫画「栄冠は俺に輝く(全5巻完結済み)」を紹介します。

 

 

栄冠は俺に輝く あらすじ

総部員数200名以上が在籍する高校野球の名門・黒松学園高校。ここは徹底した実力主義のもと、1軍・2軍・希望組という階級制度が敷かれていた。

2軍からしごかれ続ける希望組に現れた謎の少年・明日成 基。彼が投げたボールにはある秘密があった…!?どいつもこいつも野球バカ!新世代・スポ根野球漫画

 

栄冠は俺に輝くの見所をチェック!!

現実離れ系の野球漫画

 

まず野球漫画を始めとするスポーツ漫画を読む際に、入り口として「現実よりなのか、それとも魔法系なのか」を重要視する読者も少なくないと思います。

本作は完全に魔法系の野球漫画で、具体例を挙げると「甲子園の決勝で45点差を付けるような感じ」のストーリーです。これを無茶苦茶だと思うか、面白いと思うかですね。他にも魔法系野球漫画の要素がふんだんに詰め込まれています。

  • 1軍、2軍の下に奴隷的なポジションの希望組
  • キラキラ苗字と言わんばかりの登場人物
  • 加速的に進んでいく能力のインフレ

同じ野球漫画で言えばMr.FULLSWINGに近く、有名なスポーツ漫画で言えばテニスの王子様の野球verという感じ。良く言えばワクワクするという表現になるんだろうけど読者を選ぶ作風だと思います。

 

2人の主人公、それぞれに栄冠は輝くか

 

本作には主人公が2人いて、1人は「怪我を克服して這い上がってきた不屈のエース」みたいな感じ。こっちは明らかに戦力だし自信に満ち溢れているキャラで、まさに「栄冠は俺に輝く」って言い切っちゃうタイプ。

そしてもう1人は「野球が好きで練習に一生懸命ついて行くんだけど、日の目を浴びることができず、2軍の先輩たちにサンドバッグのようにして扱われる」という、いわば残念なキャラです。1人目が戦力的なものや絶対的エース的な部分を担当して、2人目が努力とか夢を担当します。

アプローチとしては「スーパーエースの投げる球はすごいんだけど、それを捕れるキャッチャーがいない」って流れから「先輩に球をぶつけられてきたから恐怖心もないし、球を捕るくらいならできる」っていう流れでタッグを組む流れです。この2人にそれぞれ栄冠が輝くのかっていうのは、本作最大の見所と言っていいでしょう。

 

栄冠は俺に輝くを読んだ感想・レビュー

コミックス1巻を読んだ感想

僕は本作を連載中に読んだわけじゃなくて、完結してから手に取りました。なので「全5巻で完結済み」って情報を知りながら、コミックス1巻を読んだという感じです。

ぶっちゃけ「コミックス1巻でこんなことやってたら、最後に甲子園にいるなんて到底思えないし、下手すりゃ『そして月日は流れ…』とかやりそう」っていう不安がすごい。

あと現実離れしている漫画であることは間違いないにしても、突っ込みキャラを用意してギャグ調にしているわけでもなく、笑っていい場所なのかどうかが不明です。早くもちょっと置いてけぼり…。というのが正直な感想かも。

 

全5巻を読んだ感想

1巻目を読んだ時のような酷い印象はないものの、綺麗に終わったって感想もないです。魔法系野球漫画としては、よく見るパターンというか…。

とりあえずキャラクターがめちゃくちゃ出てくるけど、思い入れとか出来る間もなく、名前だけ出てきて終わりって展開が多すぎるのが気になりました。たぶん作者の方は、もっと掘り下げて描きたかったんだろうなぁ。

ちょっとネタバレになるけど、1軍の人たちが「もっと上手くなりたい」っつって学校を辞める的な展開は、僕の理解力では到底追いつかなかったです。何が言いたかったんだろう…って。ちょっと言葉は悪いけど、まぁKindleレビューで酷評されているのも分かるような気がします。

 

あとがき

栄冠は俺に輝いた?

 

 

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