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「只野工業高校の日常」を読んだ感想・レビュー

只野工業高校の日常表紙

 

高校を舞台にした青春漫画とかを見てると、やれ実行委員の男女が放課後に残って共同作用をしてたりして、そういうのがすっげー羨ましく感じてしまったり。僕は自転車で彼女と2人乗りの登下校とか憧れてました。

それが叶わなかった理由の1つが、ほぼ男子校の工業高校に通っていたからっていうね。ちなみに本作は工業高校に通ってたって人には異常なくらい刺さる漫画です。というわけで今回は、工業高校あるあるの宝庫に釘付けの「只野工業高校の日常(連載中)」を紹介します。

 

 

只野工業高校の日常 あらすじ

とある雪国の片田舎にある只野工業高校。そこに通うのは、ピアスに金髪だけど国家資格持ちの“赤崎”、時給アップのためなら乙4だって取る“かっちゃん”、工業生なのに普通教科より専門教科が苦手な“やっちん”を始めとする愉快な生徒たち! SNSでも話題沸騰中の工業的青春コメディ開幕!!

 

只野工業高校の日常の見所をチェック!!

内容はただの工業高校の日常

只野工業高校の日常1

 

タイトルを読んでも分かるように、本作で描かれているのはただの工業高校の日常です。それ以上でもそれ以下でもありません。ただ、多くの高校生は普通科を選択すると思うし、普通科に通った(あるいは通っている)という人からすれば目から鱗が落ちるようなことがいっぱいあるのが工業高校です。

そして工業高校に通っていた(あるいは通っている)という人からすれば、まさにあるあるの宝庫だし、過去に通っていたという人からすれば懐かしさもあって余計に楽しめるのではないかと思います。

 

数々の工業高校あるある

只野工業高校の日常2

 

本作の見所は何といっても「工業高校あるある」です。そもそも工業高校って治安が悪いというか、ちょっとガラの悪い生徒が多かったりするんじゃないかと思うんですが、作業着はちゃんと着るっていうね。

ちなみに僕は高専出身なんだけど短ランに太いズボン履いたりしてたし、それも1年生の最初の方だけであとはもう私服で行ったりしてました。それでも確かに作業着は着てたなあという印象です。これはもはやあるあるでもなんでもなく、ただの日常でした。

だからそれを言われて「確かになんでまじめに作業着着てたんだろう」くらいの感じです。まぁ事故につながる的なことを先生からも言われるし、私服が汚れたら嫌だからみたいな感じだろうけど。

 

女子との接点の無さ(学科によるけど)

只野工業高校の日常3

 

僕は電気科だったんだけど40人くらいのクラスに女子が1人もいませんでした。隣の機械科には1人くらいいたのかな?いずれにしても一応共学とはなってるものの、ほぼ男子校みたいなもんです。

だから学校で女子と共同作業みたいな甘い雰囲気は一切なかったし、彼女が欲しければ他校に遠征に行くっていうのがデフォで、そういう行動を起こさない限りは彼女もできないし、彼女どころか女子と触れ合うことすらできないっていうね。

だから高専病と呼ばれる「女子なら誰でもいい」みたいな病気にかからないように、適度に目の保養をしておくことが大事だと言われてたんです。もしかすると中には「俺は共学だったけど女子と接点はなかったからほぼ男子校みたいなもんだった」みたいなことを言う人もいるかもしれないけど、はっきり言ってレベルが違うとだけは言っておきます。

 

只野工業高校の日常 コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

工業高校に興味があるという中学生の方は本作を参考にするのもありなんじゃないかと思うくらい、かなり等身大な工業高校の日常が描かれているように感じました。ま、かなり楽しそうに描かれているので、現実よりも理想になっちゃいそうな気がしないでもないけど。

別に笑わせようでもなく、感動させようでもなく、本当にただただ工業高校の日常を描いているだけなのにめちゃくちゃ面白いっていう…。これは僕自身が高専に通ってたからってこともあるかもしれませんが、ぶっちゃけ「自分が選ばなかった進路」みたいなのって楽しかったりすると思うんで、工業高校に興味があるという人なら楽しめるんじゃないかと思います(僕も商業でどういう勉強をするのか気になったりするし)。

ぶっちゃけ中学校の図書室に置いてほしい。で、工業系の道に進みたいって考えている中学生に本作を読ませたい。

 

あとがき

僕はどっちかって言ったら工業系の道に進むのは大学からの方がいいと思ってます。