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最終的にスッキリする「外道の歌」はリアルな犯罪と復讐屋の物語だ

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波風を立てる作品というか、世の中のダークな部分にスポットを当てて踏み込んでいる作品が好きです。

一石を投じているどころか「岩でも放り込んでんじゃね?」っていうくらいの問題作がコチラ。

もうね、因果応報って流れが好きな人にはたまらない作品です。個人的には踏み込み過ぎてて有害図書スレスレじゃないかと思ってるんですよね。

というわけで今回は、正義の在り方を問う問題作「外道の歌(連載中)」を紹介します。

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作品概要

ある時、理不尽な理由から妻と娘の命を奪われた男がいる。

彼の家族の命を奪った男は警察官僚の息子であり、警察内部では「なんとかして代わりの人間を用意できないか」と画策している動きがあった。

そこで家族を殺された男は、犯人の正体を何とかして突き止め、自分の手で復讐を遂げる。

以来、彼は「自分と似たような境遇に置かれた者に救いの手を差し伸べる存在」を目指し、そのような者たちの代わりに犯人に対して報復をする存在になろうと誓った。

 

見所をチェック!!

「善悪の屑」に続く第2部の物語

本作は、元々「善悪の屑(全5巻)」という名前で描かれていた作品の第二部にあたります。

僕はこの善悪の屑がすごく好きで、実際に起きた凶悪事件をモチーフにして描かれていて、結構過激な描写も少なくありませんでした。

ちょっと話題に挙がったような凶悪犯罪のエピソードがテンコ盛りなので、読んでて違和感というか「どっかで聞いたことある話だなー」っていう既視感があるのは、本作ならではの魅力です。

なんでタイトルを変えることになったのか、第2部というカタチではなく善悪の屑として続けられなかったのかなど、個人的には疑問もあって…。

僕が思うには「外道の歌」になってからは犯罪の描写なんかがややマイルドになったと感じているので、何かしらの力が動いたんじゃないかと勝手に想像しています。

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ある種の信念を持っている主人公

多くの「力を持つ者」は、自分より弱い人間には強くても、自分より強い人間には弱くなるものです。

狩る側にいるときは威勢がいいけど、ひとたび狩られる側に回った際の立ち回りは、見るに堪えかねないことになることも少なくないじゃないですか。

そういう意味では、本作の主人公はある種の信念を持っているように思う。自己犠牲の概念じゃないけど、腹をくくってる人間はやっぱ強いなぁと思わされるシーンが満載です。

 

賛否両論のある難しいテーマ

僕は子供がいないからアレなんだけど、もし自分に子供がいて、その子供が理由が何であれ人を殺したってことがあったら「お前も死んで償え」って言うと思う。自分の親としての責任だって思うかもしれないけど。

もちろん自分に子供が出来たら考えが変わる可能性はあるにしても、やっぱ被害者側に立った時のことを考えたら、許すことはできないって人が大半なんじゃないかと。

人の命を奪っておいて、ちょっと収監されてそのうち何も無かったかのように世の中に戻ってくるなんて、考えただけで胸糞悪いですね。だから、冤罪の可能性がない事件においても死刑を反対する人の気持ちが理解できません。

それでも多くの人の中には「どんな理由であれ、人が人を殺すことはダメな事だ」という人もいるだろうし、本作のテーマは非常に難しいテーマだと言えるでしょう。

 

コミックス1巻を読んだ感想

上の方にも書いたけど、前作に比べて表現がマイルドになった分、ちょっと物足りなさは感じるけど、リアルな犯罪にスポットが当たっていることもあって、他の作品には無い魅力がある作品だと思います。

少年法に守られてる犯人とか、大した裁きを受けずにのうのうと暮らしている犯人などに対して、これ以上ないくらいの怒りを覚えるという読者なら、最終的にスッキリした感じが味わえて楽しめるんじゃないかと。

決して大声では「面白いからおすすめだよ」とは言いにくい世界観でも、好きな人は好きな世界観だと思う。「因果応報」の展開が好きな人に合うでしょう。

 

あとがき

ゲドーって言葉のインパクトすごいな。

 

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