「夜になると僕は」を読んだ感想・レビュー

夜になると僕は表紙

 

夢を見てる時に自由に動き回れる夢ってあるじゃないですか?毎回それだったらいいなぁと思うんだけど、その夢の中で起こした行動が現実に反映されるとなれば最強です。

そんな特殊能力をテーマにしたサスペンス漫画(姉を殺された弟による復讐劇)がこちら。というわけで今回は、凶悪犯に復讐を果たすクライムサスペンス「夜になると僕は(全4巻完結済み)」を紹介します。

 

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夜になると僕は あらすじ

8年前、姉が殺された。加害者は悪魔のような3人の少年たち。「少年法」によって顔も名前も知られずに反省もなく刑期を終えた彼らを、どうしても許せなかった。だから、復讐を決意した。調べ上げ、策を練り、虎視眈々と命を狙う。しかし、あと一歩が届かない。そんなとき、ある力を手に入れる。悪魔を狩る“夢”のような力を──。少年犯罪により姉を殺された大学生が手にした「力」で、凶悪犯に復讐を果たすクライムサスペンス!

 

夜になると僕はの見所をチェック!!

かつて姉を殺された弟の復讐劇

夜になると僕は1

 

本作はかつて姉を殺された弟が主人公で、少年法に守られて大した罪にならなかった3人の加害者に対して復讐を企てるという感じのサスペンスです。殺人事件とは言っても少年犯罪なので、実名報道もされていないし少年院から出所してどこに居るのかも分からないという状況から始まります。

どうやって居場所を炙り出すかっていう最初のアプローチは少し幼稚な気もしますが、復讐する側の主人公が割と行き当たりばったりで、スマートに復讐を遂げられないという部分が斬新に感じました。ちなみにこの辺りはKindleレビューにて酷評されていたので、何かを思ってしまう読者も少なくないと思います。

 

夢の中で相手に危害を加えられる能力

夜になると僕は2

 

本作は現実離れしている方のサスペンス漫画で、特筆すべきは「主人公は夢の中で自由に動き回って相手に関与できる」という点です。簡単に言えば、夢でターゲットをボコボコにすれば現実世界でもターゲットはボコボコになっているという感じ。

この能力を使うことでアリバイがある状態を維持しつつ、監視カメラなんかのセキュリティも潜り抜けて相手を物理的に痛めることが可能です。つまり完全犯罪が可能ということになっています。

ただしこの能力を使うには幾つかの縛りがあって、直接相手に触れなければならないというルールがあるため、直接会うことのリスクは避けられません。しかも3人いるターゲットのうち2人もやられるような展開になれば、嫌でも3人目は警戒するでしょうからね。この辺の駆け引きは大きな見所です。

 

3人の犯人に対して復讐を遂げられるかどうか

夜になると僕は3

 

本作の1番の見所は「主人公が復讐を遂げられるかどうか」です。確かに寝ている間に殺されているというのは一見すると完全犯罪ですが、さすがに某事件の加害者が立て続けに狙われているとなれば、警察も犯人の目星として主人公をマークするのは必然と言えるでしょう。

そして散り散りになっている加害者を見つけるのも至難の業です。夢の中で自由に動けるっていうのは最強の能力なんだけど、その能力を発揮するまでのハードルが高すぎるので、そこをどうやってクリアしていくかっていう部分に見応えがあります。

何より姉が殺された理由とか殺された方法みたいなのがかなり許せない内容ってのもあって、読者は主人公側の目線に立って読み進めることになると思うんだけど、復讐される側が警察の支援を受けたりする展開も良いスパイスになっていると思いました。

 

夜になると僕は コミックス全4巻を読んだ感想・レビュー

夢で自由に動けるっていう特殊能力は非常に面白いと思います。ぶっちゃけ世界観事態は「デスノート」に結構近くて、こっちは私利私欲のために特殊能力を使うっていう意味で感情移入しやすいような気すらしました。

ただデスノートと比べて圧倒的に違うのは警察が結構めちゃくちゃな点です。まず主人公が夢の中で相手を殺せるっていう事実に気が付くのも早いし、それで逮捕状を用意できるっていうスーパーマン集団っていうのが引っ掛かります。「夢で人を殺せる…?そんなわけあるか!」みたいなのがない。「あいつは夢で人を殺せるんだ!逮捕だ!」みたいな感じ。

で、特殊能力を暴くために一芝居打つ展開があるんだけど、こっちもかなり稚拙というか夢で完全犯罪ができるっていうこと以上にフィクションなのが引っ掛かりました。そもそも夢で相手を殺せるっていう能力なんだから現実味はないんだけど、それにしても突っ込まざるを得ないシーンや設定が多いような気がします。

まぁ色々言いたくはなるんだけど設定は面白いし、全4巻でサクッと読めるサスペンスということで個人的には嫌いじゃありません。Kindleレビューの評価が悪いのも頷けるけど、僕としては結構楽しめたサスペンス漫画です。

 

あとがき

この能力欲しい系の漫画です。

 

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