このページでは男なら1度は影響を受けるであろう、おすすめの熱い格闘漫画を紹介します。
格闘漫画とバトル漫画の境界があれだけど、個人的には格闘漫画=肉弾戦メインみたいなノリで進めていくつもりです。あとは打撃のある格闘技を題材にしている漫画とか。
※完結済み、連載中の区別はなし。
スポンサーリンク
Contents
TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには
ギャップ萌えって言葉があるけど、男からしたら「強そうに見えないのに、実はメチャクチャ強い」って要素は、ある種のギャップ萌えなんじゃないかと思う。
上記画像を見たら、完全に右の筋肉隆々な空手家が主人公じゃん?でも、本作の主人公は左のコンビニ店員だからね。メガネで大人しい感じの彼が、本作最強の格闘家です。
強さをひけらかさない感じ、強さを追い求めていないのに強いという一種の矛盾。
場合によっては嫌味というか、現実離れしすぎてる展開に離れていく読者も多いんだろうけど、本作の場合は「ギャグ要素」が上手くマッチしていて、思わず読まされてしまう中毒性があるように思います。バトルとギャグの融合がハイレベルで楽しめる作品です。
バトゥーキ
数ある格闘技の中からカポエイラを選択した少女が、異種格闘技の世界に足を踏み入れる物語。遺産相続のために戦わされるというダークな世界観や、両親が人質に取られているという闇社会要素も必見です。
よほど格闘技や格ゲーが好きだという人を除いて「カポエイラって何?」って人もいると思うけど、作中でカポエイラの歴史とか型にも言及してくれてるんで、事前知識は不要。誰が読んでも楽しめる格闘漫画です。
作者が嘘食いで有名な迫稔雄氏ということで、線の細かいバトルの描写が綺麗なんだよね。不気味な表情もマジで最高。
バウンサー
どこに勤めても暴力事件を起こしてしまって長続きしない主人公が、民間のセキュリティ会社に勤めることになった話。
基本的には「クラブやバーで起こる問題を解消、もしくは未然に防止」という職務で、客が暴れようもんなら暴力を使って全力で阻止するため、セキュリティというよりはケツモチ的なイメージも強い。
不良漫画の延長のようにも思えるけどサスペンス要素もあるし、失明寸前まで追い込まれたりナイフで刺されて死にかけたりとか、容赦ないハイペースの展開にも注目。
ホーリーランド(全18巻)
格闘漫画を読むのって強さに対する憧れが強いからだと思うんだけど、本作に関しては「読むだけでケンカが強くなったと錯覚する漫画」じゃないかと。
いわゆる路上での喧嘩をテーマに描かれている作品で、解説書的な意味合いも強く、それでいて主人公の人間的な成長にもスポットを当てているという1度で2度美味しい漫画ですね。
自称格闘家の人が、あれこれ言いたくなりそうな雰囲気もイイ意味で本作の魅力。
リクドウ(全23巻)
ダークな雰囲気が漂うボクシング漫画。昭和の香りを感じさせるというか、科学的なトレーニングというよりも根性で乗り越える系の雰囲気がします。
傷だらけでリングに上がったりするけど必殺技とかは出ないし、割とリアル志向で4回戦から始まって最終的には東洋太平洋王座なのかな?いずれにしても数戦で世界挑戦とかそういう感じじゃないのも僕としては好み。
あしたのジョーっぽい狂気を感じる絵の綺麗なボクシング漫画という印象。ハングリーな感じがこっちにも伝わってくるので、格闘技漫画が好きな人全般にオススメ。
ケンガンアシュラ(全27巻)
所々に登場するナレーションや作品全体の雰囲気が刃牙っぽく、拳願試合と呼ばれるビジネスはTough~タフ~っぽい。両者のイイ所を合わせながらも新しい格闘漫画という印象です。
とにかく絵が綺麗で、格闘シーンの躍動感がとにかくすごい。初めて見た時は青年漫画と思ったほど、世界観がダークなのも結構好きな要素の1つ(途中からはやっぱり少年漫画)。
対戦相手も個性的な人間が沢山出てくるし、主人公が秘めている過去を巡る感情とか、主人公の雇い主の家族関係とか…バトル以外にも多くの見所が用意されています。
刃牙シリーズが好きなら本作も楽しめるだろうし、イチから読むなら刃牙よりも本作をオススメしたいですね。テンポもいいので、多くの格闘漫画好きにおすすめ。
ツマヌダ格闘街(全20巻)
町おこしの一環として、ストリートファイトを制度化した街に住むことになった1人の青年の物語。
喧嘩もろくにしたことがないオタクな主人公が、相棒となるメイドさんのアドバイス1つで格闘技の玄人をバンバン倒していくという展開は、リアリティこそないものの痛快で面白いと思う。
ギャグテイストも強いんだけど、身体の使い方や動かし方などに関する解説は大真面目。そんなギャップも含めて楽しめる格闘漫画です。
軍鶏(全22巻)
少年院で空手に出会った青年が、強さを求めて悪の道に進んでいくような格闘漫画。バックボーンは空手だけど、基本的に何でもあり。
狂ったように強さを求める主人公に狂気を感じて、一気に夢中にさせられます。親を殺してしまったことで生き別れになった、最愛の妹との人間関係なんかも大きな見所です。
結末がちょっとワケわからない終わり方で、色々と「あれはどうなったの?」って部分が多かったけど、主人公が悪属性なのはすごく貴重。ちょっと暗い世界観が好きなら絶対にハマると思う。
コミックスだと全34巻だけど、kindle版では「1巻~3巻に相当するのがこれ」というような販売方法になっているので、実質的には全22巻で揃います。
オールラウンダー廻(全19巻)
アマ修斗を題材にした作品。リアル志向だから、スーパーパンチとかは無し。所々に分かりやすい解説も入るので、初心者でも「修斗って何?」って人でも安心して楽しめる。
最近はRIZINなんかも盛り上がってるし、こういう格闘漫画がどんどん出てきてくれたら嬉しいですね。っていうか、こういうリアル志向の格闘漫画もっと出てきてくれー。
鉄風(全8巻)
女子総合格闘技を題材に描かれた漫画。主人公が体格にも才能にも恵まれていて、ライバルは努力で才能をカバーするタイプ。…普通、設定が逆だけどね。
格闘漫画は主人公の「俺TUEEE!!」か「いじめられっ子が少しずつ成長する」というのがセオリーなのに、本作の主人公は経験値が無いのが弱点なだけ。
あまり見ない設定だし、全8巻の読みやすいボリュームもオススメしたい理由の1つ。「女子格闘技かー…」って人も読めばハマるかも。
ハナカク(全4巻)
すごく絵の可愛らしい、女子総合格闘技を題材にした漫画。主人公はなんと女子高生。
争いごとなんかままで向いてないんじゃないかという主人公が、暴漢に襲われているところを同級生の格闘家に守ってもらったことをキッカケに、総合格闘技の世界に足を踏み入れるというもの。
初心者が天性のセンスでガンガン伸びるってのはセオリーだけど、本作の主人公の才能は「よけ感」って部分が斬新で好きです。あと何気に感動するから注意。
ゴロセウム(全6巻)
科学が進んだ結果、銃やミサイルなどの攻撃を無力化する装置が生まれ、逆に肉弾戦が最強となった世界を描いた格闘漫画。
真面目な格闘漫画かと思いきや意外とパロディーも多く、格闘家や政治家なんかは実在する人物をそれっぽくして登場させているので、ブラックジョークが好きな人も楽しめると思う。
ロシア人がやたら登場するんだけど、名前長いし外見も似たようなのばっかで覚えにくいのがちょっとだけ不満。
嘘喰い(全49巻)
ベースはギャンブル漫画&デスゲームみたいな感じなんだけど、所々にバトルシーンが入っています。そしてこのバトル部分が、バトル漫画のそれと比較しても引けを取らないクオリティ。
仮にヤクザと一般人が命を賭けてギャンブル対決をしたとして、ギャンブルに負けたヤクザが「命?賭けてねーし知らねーし」っていうのを取り締まる審判的な存在の人が、一般人の代わりにヤクザから命を取り立てる的な感じの内容です。
あれこれ色んな要素が詰め込まれた漫画って中途半端な感じな物が多い中、本作は心理戦とバトル要素が上手く融合していると言っていいでしょう。
ちなみに心理戦部分では駆け引きのレベルが高すぎて、よほど理解力の高い人でもなければ何回か読んでやっと理解できるというくらいの複雑さだと思う。
はじめの一歩
いじめられっ子がボクシングを始めて、ボクサーとして生きる物語。内藤選手がリアルはじめの一歩とか言われてたけど、本作の主人公は世界王者になれるんだろうか…。
僕の中では鷹村の世界戦をピークに、沢村戦までは楽しかった!でも60巻を超えたあたりからもうお腹いっぱいになってきたような気も。
正直に言うと70巻以降は買ってないんだけど、最初は文句無しに面白かったです。たぶん200巻くらいまでいくだろうから、とりあえず60巻くらいまで読んでみては?
刃牙シリーズ
グラップラー刃牙(全42巻)
格闘漫画の金字塔、刃牙シリーズの主人公である範馬刃牙の少年期を描いた作品。シリーズの目的は、主人公の刃牙が地上最強の父親に勝つことです。
色んなキャラにスポットが当たって目まぐるしい部分もあるけど、今後のストーリーにおいて重要なキャラが何人も出てくるし、敵同士の戦いもすごくワクワクする。
刃牙の強さもまだ危なっかしくて、白熱するバトルが楽しめるのも大きな特徴。
バキ(全31巻)
刃牙の青年期を描いた作品。グラップラー刃牙から読んでいると、この辺りから強さのインフレを強く感じるのと同時に「あれ?似たようなシーン、前もなかったっけ?」ってなる。
それでも主役不在のバトルでここまで盛り上がれるのは流石。「そろそろ親父に勝てるんじゃね?」と期待したくなってくるのも本作からですね。
アメトーーク!でもイジられていたように、ちょこちょこ突っ込みたくなるエピソードも大きな魅力。ここまで来たらもう読むのを止めるに止められない状況のはず。
範馬刃牙(全37巻)
本作から一気にファンタジー色が強くなった気が。というのも、イメージトレーニングで怪我をしたり、なんか色々とおかしい。
挙句の果てに恐竜と戦っていたという古代の人類が登場したりして、常人では計り知れないスケールの物語になった。これには賛否両論あるでしょう。
僕の中では、辛い辛いと言いながらも舐めたくなっちゃうスパゲッティソースのような魅力のある作品。なんだかんだで読んじゃう。
刃牙道(全22巻)
「前作では古代人と戦ったから、今回は宇宙人かな?」とか考えてたら、まさかの宮本武蔵!!
古代人が強いのは完全フィクションだからイイとして、宮本武蔵がここまで強いと色々と支障が出てくるレベル。関ケ原レベルって何?
ここまでくると、そもそも刃牙が親子喧嘩の話だとかもう忘れてる読者もいるのでは?kindleでも酷評が増えてきたけど、嫌だ嫌だ言いながら読んじゃうんだよなぁ。
タフシリーズ
高校鉄拳伝タフ(全42巻)
少年格闘漫画の金字塔がバキなら、青年格闘漫画の金字塔はタフでしょ。主人公のキー坊がまだ不安定な強さで面白い。
後半は「北斗の拳じゃないよね?」くらいの感じになっていって「主人公誰だっけ?」って感じにもなるけど、物語がどうなっていくのかメチャクチャ気になる。
TOUGH -タフ- (全39巻)
高校鉄拳伝タフの続編。キー坊の強さが確立されつつあって、前作にあった「キー坊、負けるんじゃね?」っていうドキドキはなくなった。
でも迫力あるバトルシーンには磨きがかかっているし、血筋というか運命が本当に面白い。
TOUGH 龍を継ぐ男(連載中)
TOUGH -タフ- の続編。これまでと主人公が変わって、逆にキー坊がちょっと敵っぽくなってるのが気になる。
バトルシーンの躍動感もパワーアップしていて、とにかく見応えのある作品。
全生物に告ぐ(全2巻)
勘の良い人ならタイトルを見ただけでピンとくるんじゃないかと思いますが、全人類じゃありません。全生物の最強にスポットを当てている格闘漫画です。
登場する人間は身体の中に恐竜のような生物を飼っているのか、人間とは思えないほどの規格外のパワーを持っていて、このあたりが物語の展開にどう影響していくのかを含めて楽しみな作品。
見開きページでは人体の何倍もある恐竜やヘビのような生物も登場し、読んでいて見開きページが来たときの迫力はハンパ無いと思いました。
全2巻ということで打ち切りだったのかな?すっげー駆け足に感じる部分はあるけど、バキが楽しめる読者なら面白いと感じるだろうし、ちょっと暗い世界観を持った格闘漫画が好きな人におすすめします。
ランブル・フィスト(全5巻)
格闘漫画というよりはヤンキー漫画に近い印象なんだけど、空手をベースにしたバトルシーンが多い作品。
ヤンキー漫画ならではの男同士の友情みたいなものが熱く描かれているので、危険を顧みずに仲間を助けに行くっていうヤンキー漫画にありがちな展開が好きな人なら楽しめると思う。
Ultra red(全4巻)
「七つの大罪」「ライジングインパクト」で知られる鈴木央先生が描いた格闘漫画。
主人公は中学生という設定ながらも常識外れのダイナミックなバトルが大きな見所で、ライジングインパクトで見たような軽快なギャグも健在。
最後は打ち切りになっているため、もうちょっと流れを見ていたかった感はあるけど、少年向け格闘漫画らしい出来だと思う。
あしたのジョー(全20巻)
ボクシング漫画の金字塔。色んな作品で本作のパロディーが出てくるし、すごく人気の高いボクシング漫画です。
昭和の香りがプンプンしてくるし、今読むとすれば絵がちょっとアレだけど、やっぱり熱くなる要素は色褪せてない。
行儀の悪いボクサーでも、ジョーみたいに強ければカリスマになるよね。あと、力石戦は神。
あとがき
力こそパワーっ!!