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ヒトラーの13人の隠し子を巡る物語「NeuN(ノイン)」

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Neun表紙

 

ぶっちゃけ世界史には詳しくないんで、ヒトラーがどんな人かは分かりません。というか、なにか文献を読んだところで「これって本当なの?」とか思っちゃうと思うし。そんな僕が抱いているヒトラーのイメージは「抜群に演説が上手いカリスマ」ってイメージ。

演説が上手いっつーか口が上手いっつーか…。ちょっと前までは「そんなんで国のトップに立てんの?」とか思ったりもしたけど、頼りない国のトップを見せつけられている今の現状を思ったら、理路整然と自信に満ち溢れた姿を国民に見せるってのは最高レベルの才能だったりもするなぁと。

本作はそんなヒトラーに隠し子がいたら…って設定の物語です。というわけで今回は、ヒトラーの13人の隠し子を巡る物語「NeuN(連載中)」を紹介します。

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Neun(ノイン) マンガ概要

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ナチス政権下のドイツ。血のつながっていない両親とのどかに暮らしていた少年フランツ・ノインは、ある日突然ナチスの襲撃を受ける。ナチスは密かにヒトラーの血を持つ13人の子供をつくり、ドイツ各地で育てていたのだが、何らかの理由で彼らの抹殺を決めたらしい。ノインを密かに警護する命を受けていたテオ・ベッカーは、ナチスを裏切り、ノインと旅に。

 

Neun(ノイン) の見所をチェック!!

秘密下で生まれたヒトラーの子供が主人公

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本作の舞台はナチス政権下のドイツで、主人公はヒトラーの子供です。ヒトラーの後継者としてその血を引く子供が13人いて、その9番目の子が主人公となっています(ノインはドイツ語で9という意味)。

こんなこと言ったらアレだけど、いくら〇〇の子供と言っても出来・不出来があるわけで、一流スポーツ選手の子供がまたそれに近い存在になれるかって言ったら話が変わってくるじゃないですか?だから13人の子供を作って、最もヒトラーに近い子供を時期後継者に迎えようとするみたいな話です。

 

で、それは1人いればいいわけで、該当者以外の子供は抹殺するという流れになっています。9番目の子は抹殺対象になっていますが、当然ながらおとなしく殺されるわけではなく、自身の運命に抗っていくわけで…。

まぁナチス政権下の話なので、かなり残酷なシーンや描写の連続にはなりますが、主人公が自分の運命にどう決着をつけるのか。序盤から既に目が離せません。

 

加速感のあるデンジャラスな空気感

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元々ヒトラーの子供たちには護衛が付けられているんだけど、上層部からはその護衛ごと子供を殺すような命令が下される展開になっているため、護衛としても「ヒトラーの命令には従うけど、こいつらが本当のことを言っているかどうかは分からない」という点から、自己防衛に走ります。

割とすぐドンパチやる展開になるし、手りゅう弾で吹っ飛ばしたり燃やしてみたり…。我々がナチスって言われて想像しうる描写が多々登場するんで、このデンジャラスな雰囲気ってのはまさに高橋ツトム氏ならではって感じ。

13人の子供たちは各地で別々に育てられて、いざ子供たちがそれなりに大きくなった頃に回収しに行くってなって、その村はもう用済みとばかりに全滅にさせられるとか…。「あー、ナチスならやりかねない」って思いながらも、自分のことに置き換えたら何も言えないくらいの衝撃です。

 

13人の子供たちは敵か味方か

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同じ環境で13人の子供が生まれ育ったとしたら、育っていく流れで「この中で1人だけが後継者になれる」ってなった時に、13人がお互いを忌み嫌って争いになる展開は想像に容易いです。

一方で自分が何者かも知らされず「秘密下で生まれたヒトラーの子供」って事実だけを知らされて、こっちは9番目でこっちは8番目みたいな展開になったとしたら、お互いに抱く感情は憎悪なのか友愛なのかっていうね。

 

もちろん自分が生き残るためにやむを得ずお互いが手を組むこともあるだろうし、もしかしたら「こいつがいなくなれば…」みたいな考えに走るかもしれないし、自分たちが訳も分からず争いに巻き込まれていることに怒りを感じ、手を組んで復讐を決意するって可能性もあります。

どういう展開に進むのか、そしてどのような個性を持つ13人が存在するのか等、大きな見所が待ち受けているでしょう。

 

Neun(ノイン) コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

ぶっちゃけこれが高橋ツトム氏の作品じゃなかったら読んだかどうか不明ですが、高橋ツトム氏が描いたって事前情報だけで読み始めました。暗い雰囲気で進行される不気味な感じや、復讐の炎みたいな表現が魅力的です。アンダーグラウンドな陰謀めいている世界観も最高。

ただ登場人物のほとんどが外人さんってことも関係しているのか、いつもより人物の顔の見分けが付きにくいです。軍人なんかみんな帽子被ってるし、ぶっちゃけ誰が誰だか分からなくなる時があります(そういう時は服装で区別したり、何度も読んで展開から探ったりしますが)。

決して上手い・下手ではなく、高橋ツトム氏ならではのタッチです。残酷なシーンが連発するけど、そのタッチのおかげでグロさが読み手の想像力に任されているというか…。

いずれにしても先の展開が気になる感じだし、現時点(2021/1/1)で既刊6巻なのでそこそこのボリュームも出てきています。暗い雰囲気が好きな人、歴史のIFが好きな人にはぜひ手に取ってほしいと思える作品です。

 

あとがき

好きなドイツ語はアルバイテン。

 

 

 

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