胸に刺さる感動の嵐!面白くておすすめのヒューマンドラマ漫画を紹介する

読んでいて何かを考えさせられるのが魅力的な人間ドラマ、ヒューマンドラマを漫画化した作品は、読者に多くの感動を与えてくれます。ここでは胸に刺さるような感動、心を揺さぶられるような問題提起などのある漫画を厳選してみました。

というわけで今回は、面白くておすすめのヒューマンドラマ漫画、人間ドラマ漫画を紹介します。

島さん

島さん1
Ⓒ島さん

最近ネットニュースなんかを見ていても過剰に叩かれている場面をよく見るというか、ちょっとの失敗を許容できないような空気感を感じませんか?確かに褒められたことじゃないにしても、まるで人を殺したかのような言われをすることも珍しくなかったり…。

本作はコンビニ店員をしているおじいちゃんの物語なんだけど、とにかく人間として良くできている人格者で、世の中がみんな島さんだったら戦争とか起こらないってくらいのやつです。そんな島さんにも過去に道を踏み外した過去があったりなかったり。

道を踏み外すことなんて誰にでも起こり得ることだし、仮にそうなったとしても立ち上がれる社会であってほしいと思わされました。読むと元気になるヒューマンドラマです。

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3月のライオン

主人公がプロ棋士っていうこともあって基本的には将棋が大きなテーマになっている本作ですが、対局以外の部分にスポットが当たることも少なくありません。主人公のちょっと複雑な生い立ち部分も含め、様々な形の人間ドラマが展開されていく作品です。

対局シーンでも生き様同士のぶつかり合いという感じになっているので、将棋のルールを知らなくても問題なし。今の将棋界は藤井聡太さんの登場をきっかけに絶大な盛り上がりを見せていますが、本作の主人公は史上五人目の中学生プロ棋士ということもあり、どこかリンクする部分もあるんですよね(本作の連載後に史上五人目の中学生プロ棋士として藤井さんが現れました)。

羽海野チカ氏による表現力と語彙力が文句なしにレベルが高く、所々で「なんでこんな表現できんの?」って思わされます。所々に優しさが溢れていて、主人公がどこに辿り着くのかを見届けずにはいられないヒューマンドラマです。

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孤食ロボット

孤食ロボット
Ⓒ孤食ロボット

単身者の食事と健康をサポートするアンドロイド(孤食ロボット)を主役として、人間と孤食ロボットの繋がりや日常生活を描いた作品です。最初は疎ましく思われたりするロボットたちと少しずつ仲良くなっていく様子には見所がたくさん用意されています。

オムニバス形式になっていて「予期せぬ出会いと予期せぬ別れ」みたいなことがテーマになっているので、ぶっちゃけこれで感動しないわけがないっていう構造になっている作品と言っても過言ではありません。アンドロイドとは言っても、ここまで意思疎通できちゃうとペットを超えてもはや家族くらいの感じ。

本作を読んだら一家に一台、孤食ロボットが欲しくなる読者が続出することでしょう。孤食ロボットが最後の最後までユーザーを想う気持ちなんかもめちゃくちゃ響いてくるので、涙もろい人なら泣かされること必至のヒューマンドラマです。

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僕のジョバンニ

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Ⓒ僕のジョバンニ

あなたにも子供の頃、友人や家族と何かを一緒にやりたいという感情がありませんでしたか?これがサッカーとか野球なら仲間も簡単に見つかっただろうけど、チェロとなると話はかなり変わってくるでしょう。

本作の主人公はチェロの演奏が上手な少年で、天才と言っていいレベルだと思います。そんな主人公が誰かと一緒に演奏することを夢見ていたところに、海難事故に遭った身元不明の少年が現れ、一緒にチェロの演奏を始めるという流れになっています。

最初は仲間が増えて嬉しいっていう感情があったんだけど、そのうち相手の方が上手くなってしまって複雑な感じになっていくっていうね。似たような経験をしたことがある人なら間違いなく刺さるヒューマンドラマです。

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著:穂積
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ハコヅメ 交番女子の逆襲

警察をテーマにした漫画は数多く存在しているけど、そのほとんどは「熱意に溢れている新米警官の姿」とか「日常業務に全力で取り組む警察官」みたいなものがテーマになっていると思います。

本作が異質なのは「もう辞めてやる!」って部分から始まり、所々で警察に対する不満みたいなものが取りざたされているところです。まぁ警察になろうって思うような人の多くは、日本の平和に貢献しようと思ったりする部分も大きいと思うんだけど、中には「女性警察官だからって子供が好きって決めつけるな」って言っちゃう警察官がいてもいいでしょ。

2021年に実写ドラマ化、2022年にアニメ化も決まっていて今一番勢いのある漫画と言っていいかもしれません。警察を辞めようと思っていた主人公がどう変わり、どう成長していくのかは必見の価値ありです。

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オレが私になるまで

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Ⓒオレが私になるまで

絵に描いたような悪ガキ(男子小学生)が、急に女の子になってしまったという設定の作品です。最近は多様性が認められる社会になってきたということで、男性でもスカートを履いて良いとか、体と心の年齢が違う等のちょっと特殊な例に対しての理解が深まってきてるじゃないですか?

ぶっちゃけこういうのって価値観をアップデートしていかないと理解しにくい部分もあると思うんです。でも本作を読めば、そういうデリケートな部分にも理解が及ぶような気がしました。とりあえず男性読者からすれば、女子の大変な部分とかそういうのが痛いほど伝わってくるはず。

「人と人のつながりをやわらかく紡いだジュブナイル・ストーリー」という謳い文句に偽りなし。男性から見た女性、女性から見た男性なんかの心理描写が巧みで、とにかく色んなことを考えさせられる人間ドラマです。

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スーパーカブ

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Ⓒスーパーカブ

あなたにも思い切った買い物をした瞬間があるのではないかと思います。例えばバイクとか車なんて物は、一生忘れられない買い物と言えるのではないでしょうか。初めて買ったバイクとか車って、いくつになっても忘れられないもんね。

本作の主人公はちょっと地味な感じのする女子高生なんだけど、中古のスーパーカブを購入してから日常生活が劇的に変わります。何気ない日常が活気づいたというか、世界が輝き始めたという感じがたまりません。

なにより友達なし&趣味なしの女の子が、スーパーカブと出会って人生が大きく変わっていくっていう世界観が素敵すぎる!ちなみに本作はスーパーカブに思い入れがなくても問題なく楽しめます。

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宇宙兄弟

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Ⓒ宇宙兄弟

子供の頃の夢を叶えて宇宙飛行士になった弟と、その弟を追いかけて再び夢を追い始めた兄による宇宙を舞台にした人間ドラマです。宇宙と聞いてワクワクしない人ってあんまりいないんじゃないかと思うんだけど、本作はそんな宇宙を身近に感じることができる漫画と言っていいでしょう。

ワクワク&ドキドキできる一方で、宇宙に行くことの難しさみたいなものからも目を背けず、現実的な部分も大きく感じられる作品です。とにかくリアリティがあって、途中で読むのを止めるのが難しいくらいの魅力に溢れている作品だと思いました。

主人公(兄)の人柄も素敵で、ちょっと見栄っ張りだったり調子乗りな部分に人間らしさを感じるので応援したくなること間違いなし!兄弟の絆、宇宙飛行士を目指す者同士の熱い絆に見応えたっぷりです。

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著:小山宙哉
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聲の形(全7巻)

本作は大きく分けて二部構成になっていて、小学生パートと高校生パートに分かれています。後半はともかく前半の悲しい感じは、感情移入しやすい人は注意が必要かもしれません。

簡単に言うと耳が聞こえない障害を持った女の子を揶揄う主人公っていう感じの構図で、とにかく前半部分のいじめが胸糞悪いです。僕はそういうシーンが得意じゃないので辛い思いをしながら読んだんだけど、最終的には「読んで良かった!」と思えるデキでした。

いじめという事実があって、いじめた側がそれを何年にも渡って反省して、いじめられた側がそれを許したっていう話を美談にして良いのかどうかって話はあるけど、非常に考えさせられる人間ドラマです。

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銀河の死なない子供たちへ(全2巻)

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Ⓒ銀河の死なない子供たちへ

失礼ながら絵を見ただけの感じだと僕としては全くそそられなかった本作ですが、内容は非常に考えさせられる壮大な内容で一気に引き込まれてしまいました。簡単に説明すると、死なないお母さんとその息子と娘による人間ドラマです。

ある時、妊婦さんがこの島に辿り着いて赤ちゃんを産むんだけど、その赤ちゃんと一緒に生活をすることになるという流れ。赤ちゃんが少しずつ成長していくのに対し、主人公たちはまったく変わらないという部分に何かを思わずにはいられません。

物語のスケールが大きすぎて、もし悩みとかがあるならちっぽけに思えてしまうほど壮大な人間ドラマと言っていいでしょう。本作を読んだらフリーザやベジータが願ってやまなかった不老不死っていうのもどうかと思いました。

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坂道のアポロン(全9巻+1巻)

坂道のアポロン1
Ⓒ坂道のアポロン

1966年初夏を舞台にした直球青春物語で、音楽(ジャズ)×友情×恋愛の見事な融合が堪能できる作品です。所々に感じられるノスタルジックな雰囲気も最高で、表紙絵からは想像できないくらいの熱量を持っています。

転校続きで友人を作るのも面倒くさがっていた主人公が、ジャズを通して後に親友となる青年と出会い、少しずつ育まれていく友情は共感の嵐と言っていいでしょう。親友が自分以外の誰かと仲良くしているとちょっとイライラしてしまうっていう気持ちが理解できるなら、文句なしにめちゃくちゃ刺さると思います。

それ以外にも恋愛面での悩みや将来の悩みなんかも入り混じっていて、まさに捨てるところがない青春譚です。

物語は全9巻で完結し、10巻目がボーナストラック(本編で語られなかった+α)となっています。

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1/11 じゅういちぶんのいち(全9巻)

1/11 じゅういちぶんのいち1
Ⓒ1/11(じゅういちぶんのいち)

一話完結型のオムニバスで、非常に読みやすいサッカー×人間ドラマです。エピソード毎に主人公が変わるんだけど、前のエピソードで主人公だった人物が脇役として登場したりして、かなり見せ方が面白い作品です。

そして悪く言えばわざとらしいっていう表現になるのかもしれないけど、思い切り振りかぶって泣かせにくるんですよね。泣かせにくるまでの瞬発力がすごくて、涙もろい人だと終始泣きっぱなしになるんじゃないかって思うくらい。

サッカーの中での感動シーンや人間ドラマという意味では、本作の右に出る作品は無いです。感動する話やちょっとイイ話系の漫画が読みたいという人なら、サッカーに興味が無かったとしても楽しめます。

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子供はわかってあげない(全2巻)

子供はわかってあげない2
Ⓒ子供はわかってあげない

漫画概要に「水泳×書道×アニオタ×新興宗教×超能力×父探し×夏休み=青春」と書かれている闇鍋的な雰囲気が漂っている青春漫画。闇鍋とは言っても内容はめちゃくちゃ綺麗にまとまっている全2巻です。

簡単に言うと夏休みを利用して実の父親に会いに行くっていうのがテーマになっていて、その途中に色んなドラマが待っているという感じ。あれこれ詰め込んだコメディーっぽさを感じるかもしれないけど、かなりハートフルな印象を受ける作品でした。

最初から最後まで夢中にさせられてしまったし、ウイットに富んでるって程じゃないけど小気味良いセリフ選びがめちゃくちゃ魅力的です。日常生活に疲れている人はこういう非日常的な日常を見て癒されるといいかも。

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星守る犬(全2巻)

星守る犬2
Ⓒ星守る犬

ある家族の娘が捨てられていた子犬を拾ってきて、それを家族として迎え入れたというスタートを切る動物漫画です。犬の寿命って10年~15年くらいですか?小学生の娘がもう大人になってグレるまでには、十分すぎる時間を一緒に過ごしてききたことになります。

ぶっちゃけ動物が好きな人なら確実に泣かされることになると思うし、感動よりも悲しみの方が大きいシリアスな展開と言った方がいいかも。でもオムニバス形式だと思っていたら…みたいな工夫もあって、とにかく感情を揺さぶられる全2巻であることは間違いないです。

親子愛、動物愛は泣かせるのに鉄板の題材だと思うんだけど、本作はマジで涙なしでは読めないと思います。

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カレチ(全5巻)

カレチ1
Ⓒカレチ

カレチというのは「長距離列車に乗務する客扱専務車掌」のことです。本作はそんなカレチの日常業務を描いた作品で、乗客との触れ合いだったり職場内の衝突など色んな部分からの日常業務を描いています。

時間通りの運行が上手くいかず、搭乗中のお客さんから「このままだと次の駅での乗り換えに遅れちゃうんだけどなんとかならないか?」って相談されたとして、どうしようもないんだけど何とかしようとする姿みたいなものが描かれていて、まさに昭和の人情譚って感じの作品です。

お客さんを巡る思いやりや職場内での衝突など見所はたくさん用意されています。国鉄が民営化される時の激動の瞬間にもスポットが当てられているので、職業漫画や歴史漫画としても楽しめる一作です。

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著:池田邦彦
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千年万年りんごの子(全3巻)

千年万年りんごの子2
Ⓒ千年万年りんごの子

早く家を出たい男と実家のために婿が欲しい女のお見合いから始まり、男が女の住んでいる村に婿入りするところから始まります。で、知らず知らずのうちに村のタブーに触れてしまい、自分のせいで結婚して間もない妻が大変なことになってしまうという物語です。

主人公は当然わざとやったわけじゃないし、むしろ良かれと思ってやったことが大惨事に繋がってしまったということで、非常にいたたまれない感じが伝わってきます。村人たちも怒るに怒れない感じというか、全員が複雑な心境になってるのが痛いくらい分かるんですよね。

知らなかったとは言え、村の最大のタブーを犯してしまった主人公が許されるのか、そして妻がどうなってしまうのかを含め一瞬たりとも目が離せない全3巻です。

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あとがき

感動やむなし。