男性読者なら1度は不良に憧れたのでは?憧れてなくても、ちょっと悪っぽく振る舞ってみたり。痛いのは嫌だけど、ケンカが強くなりたかったり。
そこで今回は、そんな人におすすめしたい最高のヤンキー漫画、不良漫画の紹介です。
東京卍リベンジャーズ
「12年前の今日に戻れる」という能力を持っている主人公が、とある組織の抗争によって死んでしまった元カノの命を救うために立ち上がるという物語。
元カノを殺した組織ってのが中学時代のワルがそのまま大人になって出来上がった組織ということもあって、若い芽のうちに摘んでしまおう的な考えが本来のヤンキー漫画とは全く違う展開で面白いです。
タイムリープ×ヤンキー漫画って時点で斬新だし、主人公は決して喧嘩が強いわけではないって部分にも注目。何者でもなかった主人公が突き動かされていく感じがめちゃくちゃ熱いヤンキー漫画です。
蟻の王
とある財閥の遺産相続をするorしないを巡って、巨大な組織から命を狙われることになったド不良の物語。不良漫画にしては行き過ぎていることもあり、もしかしたらダークファンタジーの方がしっくりくるかも。不良の生首が置かれてたりとかなので現実感は全く無いです。
それでもその行き過ぎた感がクセになるというか、ちょっとしたヤバイ奴みたいな感じが読んでいてワクワクするし、他のヤンキー漫画には無いテイストに仕上がってると思います。
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異世界ヤンキー八王子
ありそうでなかった異世界×ヤンキー漫画です。ドラクエやFFのようなファンタジーの空気が漂う異世界に迷い込んでしまったヤンキーたちが、村を救ったりしながら旅を進め、最終的には魔王とダチになったりするかも。
ヤンキー特有の素手で戦う展開もあれば、角材やら釘バットを装備するみたいな遊び心も面白く、賢さが極端に低いパラメータなんかの面白要素も描かれています。戦い終わったオークとの間に友情が芽生える展開なんかは、まさにヤンキー漫画ならではと言ったところ。
笑いと不良要素のバランスが秀逸で、ヤンキー漫画が好きな人にも異世界漫画が好きな人にも受け入れられる漫画じゃないかと。
デメキン
バッドボーイズ佐田さんの自伝的なマンガ作品。今もリーゼントだし、昔はかなり有名な不良だったみたいですね。福岡連合の総長までいった人物ということで地元じゃ相当なワルのようですが、ステップアップしていく感じとかに見応えがあり。
どこまでが本当で、どの程度盛られているのかはわからないけど、読み物として普通に面白いです。佐田さんに興味があろうとなかろうと、普通に楽しめるヤンキー漫画だと思います。
所々に首をかしげてしまうエピソードはあるけど「まぁ終わった話だし」と捉えられるか「こいつどんな顔でこのエピソード語ったんだ?」って捉えるかで、本作の評価は大きく分かれるような気が。
ジョーカー
池袋の不良チーム・梟に憧れて広島から上京してきた主人公の物語。梟は壊滅的な状況になっているんだけど、それを復活させるべく主人公が奮闘していく様子が描かれています。
まず絵がめちゃくちゃ綺麗です。登場人物が全員イケメン仕様になっていて、パッと見はヤンキー漫画というよりも「女子向けに描かれたBL作品ですか?」くらいの感じだけど、絵が綺麗だから喧嘩のシーンは迫力があるし、特に見開きページの迫力はやばいです。
少人数で大人数(しかも金属バット等の武器持ち)を撃退したり、ナイフで刺されても圧倒的な強さで喧嘩を継続したり…ちょっとリアリティはなくてヤンキーバトル漫画っぽさがありますが、絵が綺麗で見応えあるヤンキー漫画をお求めの方はどうぞ。
ヤンキーJKクズハナちゃん
男女比率が1対359という高校に入学した唯一の男子が主人公の作品で、特筆すべきはこの男子生徒がヤンキーなわけではなく、この男子生徒を女子生徒のいじめから守ってくれる女ヒーロー的な存在がヤンキーという点です。
ぱっと見の設定だとハーレム展開のように思えるかもしれないけど、ここまで比率に差があると男子生徒は肩身が狭くなるだろうし、現に見た目が清楚のJKにいびられたりしてしまいます。それを救ってくれる見た目がギャルヤンキーのクズハナちゃん。
本来のヤンキー漫画のような熱い喧嘩シーンなんかはないけど、それがラブコメチックな展開に置き換わっていて、今じゃあまり見られないスケ番のような魅力が堪能できるヤンキー漫画と言っていいでしょう。
闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説
「闇金ウシジマくん」に登場した最凶キャラの肉蝮を主役にしたスピンオフ作品です。刑務所から出所して、ウシジマくんと出会うまでの肉蝮にスポットが当てられています。
ぶっちゃけ良くも悪くもウシジマくん本編とはテイストが異なっていて、こっちはリアリティがないバトル要素がメインのダークファンタジーという感じがしました。肉蝮の凶暴さは十二分に発揮されているけど、本編にあったような不気味な怖さみたいなものはありません。
ヤンキーとか不良って呼ぶには凶悪すぎるし、ヤクザっていうほど仁義を重んじるとか上下関係をわきまえている感もなく…。とにかく最凶の男が暴れまわるダークな世界観をお求めの方におすすめしたい作品です。
ろくでなしBLUES(全25巻)
僕の中では一番メジャーなヤンキー漫画、不良漫画と言えばコレ。いや、これかビーバップハイスクール。週刊連載なのに絵が本当に綺麗で「描くのにどんだけ時間掛かってんだろ?」とか思ってました。
ボクシング部の要素や恋愛要素も魅力的ではあるんだけど、熱い友情という面では右に出るものがないってくらいに熱いヤンキー漫画と言っていいでしょう。誰もが憧れる不良像ってこんな感じじゃないですかね。
日本語としては少しおかしいけど「健全な不良」って感じで、今読んでもこのカッコ良さは色褪せていません。少年ジャンプ黄金期の一角を担ったと言ってもいい作品だし、多くの人に読んで欲しいです。
ビーバップハイスクール(全48巻)
昔通ってた床屋さんに置いてた思い出の漫画。女で揉めたり、金で揉めたり…ケンカだけじゃなくて仲間内の人間関係も面白い。魅力的でクセの強いキャラクターも多数登場します。
後半になるほどケンカをしなくなって、よくわからないキャラクターが威張るようになるけど、前半~中盤にかけてのケンカの回はマジで熱いです。個人的におすすめなのはコミックス13巻の VS チャッピーと14巻の VS 大杉。
時代背景的には昭和の時代なんだけど変に携帯電話とかポケベルとかも出てこないので、むしろ今読んでもスッと入ってくると思います。個人的には「大人になっても定期的に読みたくなる不良漫画」の代表格です。
爆音列島(全18巻)
優等生から少しずつ道を踏み外し、暴走族の一員となった主人公の青春群像劇。暴走族として突っ張れば突っ張るほど居場所がなくなっていく焦燥感や、家庭が崩壊していく寂しさなんかも兼ね備えています。
一般的なヤンキー漫画のようなタイマンみたいな描写はないけど、族同士の抗争だったり、族OBのヤクザを交えての抗争や警察とのやり取りがあって、普通のヤンキー漫画には見られないシーンがてんこ盛り。
不良に縁がなかった読者でも主人公が根っからのワルという感じがしないのと、暴走族としての位置は高くても喧嘩最強のスーパーマンじゃないって部分に親近感が湧くし、実際に暴走族をやった経験があるという人にとっても満足できるくらいガチの雰囲気があります。
ナンバMG5(全18巻)
ヤンキー一家で育った不良エリートの主人公が普通の学生生活を送りたいということで、ヤンキー高校に行くフリをしながら普通の高校に通うという物語です。
家を出るときは特攻服で出て、公衆トイレで普通の学ランに着替えて教科書を持ち、その姿で登校するという…。もちろん帰りはその逆になるんだけど、とにかく面倒くさい日常生活を送っています。
隠しきれないヤンキー部分によって周りの不良たちが集まってきたり、平穏とは言い難い日常を送ることになりつつも、本来のヤンキー漫画では見られない「正体がバレないようにしなきゃ!」っていう緊張感が楽しめる作品です。
BOY(全20巻)
普通のヤンキー漫画は主人公も不良だからそれとはちょっと違う気もするけど、不良たちとケンカ(ケンカというより抗争)するという意味では本作も面白い!簡単に言うと仲間がやられて主人公がリベンジする的な流れを汲んでいるヤンキー漫画で、単純だけどめちゃくちゃ面白い。
あと所々に出てくるエロ描写が嬉しい(少年の頃は嬉しかった)。仲間にみんな魅力があって、人気キャラ投票とかやられると誰に入れるか迷ったなぁ。それくらい登場人物みんなに個性があって、カッコイイのも本作の魅力の一つ。
相手はヤンキーじゃなくてもはや犯罪者って感じもするけど、主人公の絶対的な強さが光る一種のヒーロー作品のようなヤンキー漫画です。
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Gメン(全18巻)
女子高に囲まれている高校に行けば、彼女を作ってバラ色の高校生活を送れると考えて転校してきた主人公。しかしそこは成績や生活態度によってランク分けされていて、Gクラスは肥溜めと呼ばれているという…。そんな肥溜めに来てしまった主人公の物語。
一般的なヤンキー漫画に比べると女がらみのエピソードやトラブルが多く、硬派な不良が出てくるというイメージはほとんどありません。でもケンカのシーンはかなり熱いし、友情もかなり熱い。
主人公も見た目こそ普通の好青年っぽいけど、誰にも知られたくないような過去を持っているし、芯の部分まで知ると絶対に好きになります。ギャグ要素が多めでコメディーチックな展開も見所です。
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クローズ(全26巻)
カラスの学校と呼ばれている不良だらけの学校で、ケンカに明け暮れる1人の男を描いたヤンキー漫画。不良って褒められた存在じゃないけど、不良同士の絆って熱いんだよねーってのが良く分かる作品です。
最初はすっごい適当な主人公があまり好きになれないかも。でも気付いたら夢中にさせられてしまうような魅力の持ち主なんだよなぁ。
クローズZERO(全9巻)
言わずと知れたヤンキー映画の代表格となった「クローズZERO」をコミカライズした作品。小栗旬さんと山田孝之さんの主演で映画にもなっているので、シナリオは文句無しに面白いし、後述しているクローズZERO2をしっかりと堪能するには避けて通れない作品です。
…が、個人的には絵が好みじゃなくて入り込めなかったので、あまりおすすめできるような感じじゃありません。でも本作を読んでた方が、クローズZERO2は間違いなく面白い。なんであまり面白く感じないのかを一生懸命考えたけど、たぶん絵のクオリティかな。
クローズZERO2 鈴蘭×鳳仙(全11巻)
「絵が綺麗じゃないとイマイチ入り込めない」って人には、コチラのクローズがおすすめ。本当は一作目を読んでから本作をおすすめしたいんだけど、僕にとってクローズZEROは何だか絵がイマイチで入り込めなかったんで最悪ここからでも全然OKです。
前作は学校内の頂点を決める戦いでしたが、本作はこれまで平和協定を結んでいたライバル校との戦いになります。よりスケールの大きくなった戦いや、今まで敵だったキャラが味方になるのが超熱いです。しかも本作の絵はマジで綺麗だし、個人的にはめちゃくちゃ読みやすくて面白いヤンキー漫画だと思いました。
ただし映画版には無かった要素が追加されていて、それについて賛否両論あります。個人的にも「映画そのものを漫画化してくれれば良かったのに!」っていう気持ちもあることはあるけど、面白いヤンキー漫画に変わりはないというのが最終評価です。
今日から俺は!!(全34巻)
金髪とトンガリ頭のコンビが大活躍する青春不良コメディー。転校キッカケで目立とうとする思考がカブっている2人が主人公だからこその作品です。
まずキャラクター設定が抜群だし、コメディー色は強いけど不良漫画としてのカラーもしっかり押さえられていて、全34巻読んでも飽きが来ない。ヤンキー漫画を敬遠する人も少なくないけど、本作なら楽しめるという人も多そう。
ホーリーランド(全18巻)
一般的なヤンキー漫画とは異なり、どちらかと言えば「ヤンキー潰し漫画」かな。主人公は一般的な高校生で、それに絡んでくるヤンキーたちとのストリートファイトを描いた作品です。
主人公が武術の達人ではなく、いじめられっ子の引きこもり。「ボクシングの本を読んで見よう見まねで練習してたら、いざそれを実戦で使った時に強かった」みたいな感じ。
喧嘩におけるノウハウがぎっしりと詰まっていて、読んだだけで自分が強くなったと錯覚できます。ヤンキー漫画とはちょっと趣旨が違うかもしれないけど面白いです。
新・信長公記~ノブナガくんと私~(全8巻)
戦国時代×不良の新感覚なヤンキー漫画です。「戦国武将の最強は誰だ?」っていうコンセプトのもと、名だたる戦国武将のクローンたちが全員同級生として一つのクラスに集結します。で、あとはヤンキー漫画の王道の通り、最強を決めるっていう流れ。
各武将たちがタイムスリップしてきたわけではないものの、クローンであり分身ですから特徴はしっかり押さえられていて、上杉くんは義を重んじる不良だったり、武田くんは高校1年生にしてバイクを乗り回したりしています。
単純に誰が強いかっていうのも気になるんだけど、歴史上では絡まなかった武将同士のタッグなんかにも注目です。
鬼門街(全15巻)
どこにでもいそうな男子高校生が、不良によるカツアゲで命を落としそうになっているところを鬼によって助けられるという物語。話の展開としては、立場が弱い人間が鬼と契約することで力を手に入れ、それを使ってこれまでの恨みを晴らすというような内容です。
主人公も自分自身の母親を何者かによって殺されており、その復讐をしようと目論んでいるんだけど、元ヤクザの父親も同じようなことを考えていたりとか、ちょっとしたサスペンス的な要素もあって面白いと思う。鬼はジョジョでいうところのスタンドみたいな感じなので、特殊能力系のバトル漫画が好きだという人にもおすすめ。
本作は全15巻で第一部完という扱い。続編として「鬼門街 KARMA」へと続きます。
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元ヤン(全15巻)
不良漫画には違いないけど、ヤンキーじゃなくて元・ヤンキーが活躍する漫画です。かつての仲間が死んでしまったことをキッカケに、止まっていた時計が再び動き出す…的な展開。
ヤンキーとは違って手に職を持っている元ヤンキーなので、水戸に行ったり薩摩に行ったり活動範囲が広いです。あとは戦国インスパイアされている背景があって、五大老とか瑪瑙の刀とか珊瑚の鎧とかが出てきます。ここをどう感じるかによって、本作の評価が二分されるでしょう。
喧嘩のシーンの迫力は抜群だし、主人公が7人組の「紀伊狼」という集団なんですが、自分の推しが出来るくらい個性的でかっこいい。個人的には七番推し。
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GTO(全25巻)
言わずと知れた「伝説的な不良だった男が教師になる物語」です。社会現象にもなったし、熱血教師の最後の姿かも。ギャグ的な要素だったり、下ネタだったり…色んな面白要素がバランス良く詰め込まれていて、飽きることがありません。
親側だったらちょっと嫌だけど、生徒側だったら「こんな先生がいたらなぁ」という人も少なくないはず。登場する問題児のレベルがカンスト級だけど、伝説級の教師の力はダテじゃない!本作を読んだら「そうだ、教師になろう」と思えるくらい、教師がカッコ良く見える漫画です。
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ランブル・フィスト(全5巻)
簡単に言うと「空手をベースに、喧嘩に明け暮れる空手道場の人間たちの話」って感じでしょうか。空手漫画というよりは完全に不良漫画。地元のチームが「アイツを潰して〇〇を制圧するぜ!」みたいなことを言って乗り込んできたところを返り討ちにするという流れを汲んでます。
後半は中国との抗争になったりしてスケールが急に大きくなるんだけど、そんなスケールの大きさと全5巻の駆け足感が魅力のヤンキー漫画って感じ。
頂き!成り上がり飯(全7巻)
喧嘩で負けなしだった不良主人公が、高校の上級生に軽く負けてしまったことをキッカケに「自分の武器を生かして成り上がる」という道をみつけ、料理で成り上がっていくことを決めたという流れのヤンキー漫画。
ギャグも効いてるし、あれこれ色んな要素を詰め込んでいる割には、それぞれがしっかりと生きててケンカしてないです。ギャグがヤンキーを、ヤンキーが料理をというような感じで、お互いがお互いを引き立て合ってると思う。
主人公が「喧嘩が弱いから料理でてっぺんを目指すことにした」ってわけじゃない部分が個人的にはすごく好きで、このあたりもその辺のヤンキー漫画とは異なる部分です。一風変わったヤンキー漫画が読みたいという人には文句無しにおすすめ。
アポカリプスの砦(全10巻)
少年院のような場所からスタートするゾンビ・パニックホラーです。主人公は殺人事件の冤罪で収容されることになるんだけど、その他大勢は何かしらの犯罪を犯して収容されている荒くれ者たちとなっています。
施設内での序列があって敵がゾンビたちだけじゃないって部分も面白いし、ゾンビたちとバトルをするにしても「ヤンキーの集まりだから、これくらいはやりそう」っていう説得力を感じました。
たかだか同じ部屋に配属されたってだけなのに、窮地を切り抜けていくに連れて徐々に大きくなっていく友情も必見。
NYANKEES(全6巻)
純粋なヤンキー漫画ではなく、擬人化された猫の縄張り争いを不良のケンカに見立てた作品。所々に猫らしいシーンをブッ込んでくるけど、人間バージョンで展開されている部分は普通のヤンキー漫画にしか見えません。絵もカッコイイし、迫力もしっかり再現されています。
純粋なヤンキー漫画が読みたいという人だと「猫要素が邪魔だな…」と思ってしまう部分もあると思うので、一風変わったヤンキー漫画をお求めの人におすすめです。
鉄コン筋クリート(全3巻)
一般的な喧嘩×友情のヤンキー漫画とは趣旨が違うんだけど、悪童を主人公にしている名作という意味ではおすすめの作品がこちら。主人公は幼い少年2人組で、それぞれ力を信じる者と心を信じる者という設定です。
一見するとただの子供なんだけど油断していると武器でボコボコにされた挙句、金目の物を奪われてしまうという…。この街でこの2人を知らない人はいないってくらいに有名な2人です。
そんな2人が警察やヤクザと関わっていき、最終的にどこに辿り着くか…みたいな物語となっています。かなり哲学的な漫画なので読む人を選ぶかと思うんだけど、ハマった時の本作の魅力はマジで唯一無二。
暴力探偵(全3巻)
本来の探偵モノは観察眼とか推理力でもって難事件を解決に導いていくと思うんだけど、本作は暴力ですべて解決していくというタイプの作品です。ちなみに探偵ってタイトルについてるけどミステリ要素はほとんどありません。
例えば学校でいじめによるカツアゲがあったり、あるいは盗撮事件みたいなものが起こった時に、その犯人を鉄拳制裁で黙らせるっていう流れになっていて、ヤンキーたちの悪者レベルを主人公が軽く超えていくという感じの物語になっています。
主人公が最強すぎてバトルにハラハラ感はないけど、圧倒的な強さを持つヤンキーに憧れる人や絵が綺麗なヤンキー漫画を読みたいという人におすすめです。
水の中の月(全1巻)
主人公はヤンキーでも不良でもないので一般的なヤンキー漫画とは種類が違うんだけど、幼少の頃からの友人が少しずつ道を踏み外してしまい、主人公とその間の友情について描いたヒューマンドラマです。
変わらない友情みたいなものをテーマにしている作品は多いけど、実際に「本当にそうか?」って思う人は結構いるんじゃないかと思っていて、そういう人にとっても本作は刺さるんじゃないかと思います。
何より心に訴えかけてくる思いが熱すぎる作品と言っても過言ではありません。全1巻で読みやすいし、東北訛りの感じもすごく良い味をだしていておすすめです(ただしすっげーセリフが読みにくいけど)。
あとがき
不良になりたかったけど不良になりきれなかった僕は、放課後の校舎 窓ガラス 磨いて回った。